基礎問題集
数学A 整数問題「n進法」の問題2 解説
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解説
方針・初手
7進法での3けたの数を $\overline{abc}*7$ とおく。11進法では数字の順序が反対になるので、同じ数は $\overline{cba}*{11}$ と表される。
この2つが同じ整数を表すことを、10進法に直して方程式にする。
解法1
7進法で
$$ \overline{abc}_7=49a+7b+c
$$
である。ただし、7進法で3けたなので
$$ 1\leq a\leq 6,\qquad 0\leq b\leq 6,\qquad 0\leq c\leq 6
$$
である。
11進法では数字の順序が反対で、やはり3けたであるから
$$ \overline{cba}_{11}=121c+11b+a
$$
である。このとき、11進法でも3けたなので $c\neq 0$ であり、
$$ 1\leq c\leq 6
$$
である。
同じ整数を表すから、
$$ 49a+7b+c=121c+11b+a
$$
となる。整理すると、
$$ 48a-4b-120c=0
$$
であり、両辺を $4$ で割って
$$ 12a-b-30c=0
$$
となる。したがって
$$ b=12a-30c
$$
である。
ここで $0\leq b\leq 6$ より、
$$ 0\leq 12a-30c\leq 6
$$
である。両辺を $6$ で割ると、
$$ 0\leq 2a-5c\leq 1
$$
となる。よって整数 $2a-5c$ は $0$ または $1$ である。
**(i)**
$2a-5c=0$ のとき
$$ 2a=5c
$$
である。$1\leq a\leq 6,\ 1\leq c\leq 6$ を満たす組を考えると、$c=2$ のとき $a=5$ となる。
このとき
$$ b=12\cdot 5-30\cdot 2=0
$$
である。したがって
$$ \overline{abc}_7=\overline{502}_7
$$
であり、10進法では
$$ 5\cdot 49+0\cdot 7+2=247
$$
である。
**(ii)**
$2a-5c=1$ のとき
$$ 2a=5c+1
$$
である。$1\leq a\leq 6,\ 1\leq c\leq 6$ を満たす組を考えると、$c=1$ のとき $a=3$ となる。
このとき
$$ b=12\cdot 3-30\cdot 1=6
$$
である。したがって
$$ \overline{abc}_7=\overline{361}_7
$$
であり、10進法では
$$ 3\cdot 49+6\cdot 7+1=190
$$
である。
よって、条件を満たす整数は
$$ 190,\ 247
$$
である。
解説
基数が異なる数の問題では、まず各進法の表示を10進法の式に直すのが基本である。
この問題では、7進法で $\overline{abc}*7$ とおけば、11進法では順序が反対なので $\overline{cba}*{11}$ となる。ここで $a,b,c$ は7進法の数字であるため、$0$ から $6$ までしか使えない。この制限を忘れると、余分な解を含めてしまう。
特に、両方とも3けたであることから、先頭の数字である $a$ と $c$ は $0$ ではない。この条件も必要である。
答え
$$ 190,\ 247
$$