基礎問題集
数学A 整数問題「n進法」の問題4 解説
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解説
方針・初手
$2^3=8$ は $7$ で割ると余りが $1$ である。したがって、$2^n$ を $7$ で割った余りは、指数 $n$ を $3$ で割った余りだけで決まる。
また、2進法で $101$ が繰り返されている数は、$101_{(2)}=5$ を $3$ 桁ごとに並べた数として扱うとよい。
解法1
まず、
$$ 2^3=8\equiv 1 \pmod{7}
$$
である。よって、自然数 $n$ を $3$ で割った商と余りを用いて
$$ n=3q+r \quad (r=0,1,2)
$$
と表すと、
$$ 2^n=2^{3q+r}=(2^3)^q2^r\equiv 1^q2^r\equiv 2^r \pmod{7}
$$
となる。
したがって、$r$ の値ごとに
**(i)**
$n\equiv 0\pmod{3}$ のとき
$$ 2^n\equiv 2^0=1 \pmod{7}
$$
**(ii)**
$n\equiv 1\pmod{3}$ のとき
$$ 2^n\equiv 2^1=2 \pmod{7}
$$
**(iii)**
$n\equiv 2\pmod{3}$ のとき
$$ 2^n\equiv 2^2=4 \pmod{7}
$$
である。
次に、$m$ は
$$ m=101101101101101101_{(2)}
$$
である。これは $101$ が $6$ 回連続しているので、
$$ m=101_{(2)}\times \left(2^{15}+2^{12}+2^9+2^6+2^3+1\right)
$$
と表せる。
ここで、
$$ 101_{(2)}=2^2+1=5
$$
であるから、
$$ m=5\left(2^{15}+2^{12}+2^9+2^6+2^3+1\right)
$$
となる。
各指数はすべて $3$ の倍数である。$2^3\equiv 1\pmod{7}$ より、
$$ 2^{15}\equiv 2^{12}\equiv 2^9\equiv 2^6\equiv 2^3\equiv 1 \pmod{7}
$$
である。したがって、
$$ m\equiv 5(1+1+1+1+1+1)=30\equiv 2 \pmod{7}
$$
となる。
よって、$m$ を $7$ で割った余りは $2$ である。
解法2
2進法で $3$ 桁ごとに区切ると、これは $8$ 進法の表示に直せる。
$$ 101_{(2)}=5_{(8)}
$$
であるから、
$$ 101101101101101101_{(2)}=555555_{(8)}
$$
である。
したがって、
$$ m=5\cdot 8^5+5\cdot 8^4+5\cdot 8^3+5\cdot 8^2+5\cdot 8+5
$$
と表せる。
ここで、
$$ 8\equiv 1 \pmod{7}
$$
だから、
$$ 8^k\equiv 1 \pmod{7}
$$
である。よって、
$$ m\equiv 5+5+5+5+5+5=30\equiv 2 \pmod{7}
$$
となる。
したがって、$m$ を $7$ で割った余りは $2$ である。
解説
この問題の中心は、$2^3\equiv 1\pmod{7}$ に気づくことである。これにより、$2^n$ の余りは $n$ を $3$ で割った余りだけで決まる。
また、2進法で $101$ が繰り返される数は、$3$ 桁ごとのまとまりとして見ると扱いやすい。$101_{(2)}=5$ であり、さらに $2^3=8\equiv 1\pmod{7}$ なので、各まとまりが合同式の上では同じ寄与をする。
解法2のように、$3$ 桁ごとに区切って $8$ 進法に直すと、$8\equiv 1\pmod{7}$ を直接使えるため、計算がさらに短くなる。
答え
**(1)**
$$ \begin{cases} 1 & (n\equiv 0\pmod{3})\\ 2 & (n\equiv 1\pmod{3})\\ 4 & (n\equiv 2\pmod{3}) \end{cases}
$$
**(2)**
$$ 2
$$