基礎問題集
数学A 整数問題「不定方程式」の問題3 解説
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解説
方針・初手
$27$ と $9$ はどちらも $3$ の累乗であるから、すべて底を $3$ にそろえる。すると指数の等式から、$x,y$ に関する一次不定方程式に帰着できる。
解法1
与えられた等式は
$$ 27^{9x}=\frac{3}{9^{4y}}
$$
である。$27=3^3,\ 9=3^2$ より、左辺は
$$ 27^{9x}=(3^3)^{9x}=3^{27x}
$$
となる。
一方、右辺は
$$ \begin{aligned} \frac{3}{9^{4y}} &= \frac{3}{(3^2)^{4y}} \\ \frac{3}{3^{8y}} \\ 3^{1-8y} \end{aligned} $$
である。
したがって
$$ 3^{27x}=3^{1-8y}
$$
となる。底 $3$ は $1$ でない正の数なので、指数を比較して
$$ 27x=1-8y
$$
を得る。すなわち
$$ 27x+8y=1
$$
である。
これを整数解について解く。合同式で考えると、
$$ 27x+8y=1
$$
より
$$ 27x \equiv 1 \pmod{8}
$$
である。$27\equiv 3 \pmod{8}$ だから、
$$ 3x \equiv 1 \pmod{8}
$$
となる。$3\cdot 3=9\equiv 1 \pmod{8}$ より、両辺に $3$ をかけて
$$ x\equiv 3 \pmod{8}
$$
を得る。
したがって、整数 $k$ を用いて
$$ x=8k+3
$$
と表せる。これを $27x+8y=1$ に代入すると、
$$ 27(8k+3)+8y=1
$$
より
$$ 216k+81+8y=1
$$
である。よって
$$ 8y=-216k-80
$$
となり、
$$ y=-27k-10
$$
を得る。
以上より、整数解は
$$ x=8k+3,\qquad y=-27k-10
$$
である。ただし、$k$ は任意の整数である。
解説
この問題の要点は、$27$ と $9$ を別々の底として扱わず、どちらも $3$ の累乗として統一することである。
底を $3$ にそろえると、指数の比較によって
$$ 27x+8y=1
$$
という一次不定方程式になる。あとは整数解をすべて求めればよい。
$x$ を $8$ で割った余りから決めると処理が簡潔である。$27x\equiv 1\pmod{8}$ から $x\equiv 3\pmod{8}$ が出るため、$x=8k+3$ と置けば、対応する $y$ が一意に決まる。
答え
$$ x=8k+3,\qquad y=-27k-10
$$
ただし、$k$ は任意の整数である。