基礎問題集
数学A 整数問題「整数問題」の問題1 解説
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解説
方針・初手
$3$ と $5$ は互いに素であるため、十分大きい整数は $3m+5n$ の形で表せる。ここでは $m,n$ が自然数なので、まず小さい数を調べ、ある程度以上の数がすべて表せることを示す。
解法1
$m,n$ は自然数なので、$m \geqq 1,\ n \geqq 1$ である。
したがって、集合の最小の要素は
$$ 3\cdot 1+5\cdot 1=8
$$
である。
まず、$16,17,18$ はそれぞれ
$$ 16=3\cdot 2+5\cdot 2
$$
$$ 17=3\cdot 4+5\cdot 1
$$
$$ 18=3\cdot 1+5\cdot 3
$$
と表せる。
ここで、ある自然数 $k$ が $3m+5n$ の形で表せるなら、$k+3$ も
$$ k+3=3(m+1)+5n
$$
と表せる。
よって、$16,17,18$ が表せることから、$19,20,21$ も表せ、さらにその後の自然数もすべて表せる。したがって、$16$ 以上の自然数はすべて集合の要素である。
あとは $15$ 以下を調べればよい。$8$ 以上 $15$ 以下で表せるものは
$$ 8=3\cdot 1+5\cdot 1
$$
$$ 11=3\cdot 2+5\cdot 1
$$
$$ 13=3\cdot 1+5\cdot 2
$$
$$ 14=3\cdot 3+5\cdot 1
$$
である。
一方、$15$ が表せると仮定すると
$$ 3m+5n=15
$$
であり、$n \geqq 1$ だから $n=1,2$ のみを調べればよい。
**(i)**
$n=1$ のとき
$$ 3m+5=15
$$
より
$$ 3m=10
$$
となり、$m$ は自然数でない。
**(ii)**
$n=2$ のとき
$$ 3m+10=15
$$
より
$$ 3m=5
$$
となり、$m$ は自然数でない。
よって $15$ は集合の要素でない。
以上より、集合の要素でない自然数のうち最大のものは $15$ である。
解説
この問題では、$m,n$ が自然数であるため、$m,n$ を $0$ にできない点に注意する。もし $m,n$ を $0$ 以上の整数として考えると最大値は $7$ になるが、この問題では最小形が $3\cdot 1+5\cdot 1=8$ から始まる。
$16,17,18$ の連続する $3$ 個が表せることを確認すれば、以後は $3$ を足すことで $m$ を $1$ 増やせるため、すべて表せる。この考え方がこの問題の中心である。
答え
$$ 15
$$