基礎問題集
数学A 整数問題「整数問題」の問題25 解説
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解説
注意
画像では $f(n)=(2n+1)(2n+3)(2n+5)(2n+7)(2n+9)$ と読める。ユーザー入力のように $(2n+7)^2$ があると、(1) の右辺の係数は定数にならず、設問と矛盾する。以下は画像の読み取りに従い、$(2n+7)$ に指数 $2$ は付かないものとして解説する。
方針・初手
積の形
$$ (2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)
$$
が和の各項に現れているので、$f(k)-f(k-1)$ を計算して、この積をくくり出す。すると和は階差の和となり、望ましい形に望遠和で整理できる。
解法1
$f(n)$ は
$$ f(n)=(2n+1)(2n+3)(2n+5)(2n+7)(2n+9)
$$
である。
まず $f(k)$ と $f(k-1)$ を書くと、
$$ f(k)=(2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)(2k+9)
$$
であり、
$$ f(k-1)=(2k-1)(2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)
$$
である。
したがって、共通因数 $(2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)$ をくくると、
$$ \begin{aligned} f(k)-f(k-1) &=(2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7){(2k+9)-(2k-1)} \\ &=(2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)\cdot 10. \end{aligned}
$$
よって
$$ f(k)-f(k-1)=10(2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)
$$
であるから、
$$ a=10
$$
である。
次に、この式を変形すると、
$$ (2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)=\frac{f(k)-f(k-1)}{10}
$$
となる。
したがって、
$$ \begin{aligned} \sum_{k=1}^{m}(2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7) &=\frac{1}{10}\sum_{k=1}^{m}{f(k)-f(k-1)} \\ &=\frac{1}{10}{f(m)-f(0)}. \end{aligned}
$$
ここで、
$$ f(0)=1\cdot 3\cdot 5\cdot 7\cdot 9=945
$$
である。
よって、
$$ \sum_{k=1}^{m}(2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)=\frac{f(m)-945}{10}
$$
となる。
解説
この問題の中心は、与えられた $f(n)$ が和の各項を作るために設計されていることを見抜く点である。
$f(k)$ と $f(k-1)$ は、連続する奇数の積が1つずつずれている。その差を取ると、共通部分として
$$ (2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)
$$
が残る。したがって、各項を $f(k)-f(k-1)$ の形に直せば、和全体は
$$ {f(1)-f(0)}+{f(2)-f(1)}+\cdots+{f(m)-f(m-1)}
$$
となり、途中の項がすべて打ち消し合う。
このような処理は、積の形をした数列の和でよく用いられる望遠和の典型である。
答え
**(1)**
$$ a=10
$$
**(2)**
$$ \sum_{k=1}^{m}(2k+1)(2k+3)(2k+5)(2k+7)=\frac{f(m)-945}{10}
$$