基礎問題集
数学A 整数問題「整数問題」の問題74 解説
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解説
方針・初手
3つの数を $n$ で割った余りがすべて同じであるから、3つの数の差はすべて $n$ の倍数になる。したがって、まず差の最大公約数を求め、$n$ の候補を絞る。
解法1
2012, 2168, 2376 を $n$ で割った余りがすべて同じ数 $r$ であるとする。
このとき、ある整数 $a,b,c$ を用いて
$$ \begin{aligned} 2012&=an+r,\\ 2168&=bn+r,\\ 2376&=cn+r \end{aligned}
$$
と表せる。
したがって、差をとると
$$ 2168-2012=(b-a)n
$$
より、$n$ は $156$ の約数である。同様に、
$$ 2376-2168=208
$$
より、$n$ は $208$ の約数でもある。
よって $n$ は $156$ と $208$ の公約数である。最大公約数を求めると、
$$ \gcd(156,208)=52
$$
である。
したがって、$n$ は $52$ の正の約数である。$52$ の正の約数は
$$ 1,\ 2,\ 4,\ 13,\ 26,\ 52
$$
である。
条件より $n$ は $24$ 以上なので、
$$ n=26,\ 52
$$
のみが候補である。
それぞれについて余りを求める。
$n=26$ のとき、
$$ 2012=26\cdot 77+10
$$
であるから、余りは $r=10$ である。
実際、
$$ 2168=26\cdot 83+10,\qquad 2376=26\cdot 91+10
$$
となり、条件を満たす。
$n=52$ のとき、
$$ 2012=52\cdot 38+36
$$
であるから、余りは $r=36$ である。
実際、
$$ 2168=52\cdot 41+36,\qquad 2376=52\cdot 45+36
$$
となり、条件を満たす。
以上より、求める組は
$$ (n,r)=(26,10),\ (52,36)
$$
である。
解説
同じ余りになる問題では、元の数そのものを見るよりも、数どうしの差を見るのが基本である。
余りが同じなら、差をとったときに余りが消えるため、その差は割る数 $n$ の倍数になる。したがって、$n$ は差の公約数に限られる。
今回は
$$ 2168-2012=156,\qquad 2376-2168=208
$$
であり、これらの最大公約数が $52$ なので、$n$ は $52$ の約数に限られる。あとは $n\geqq 24$ という条件で候補を絞ればよい。
答え
$$ (n,r)=(26,10),\ (52,36)
$$