基礎問題集

数学A 図形の性質「平面図形」の問題1 解説

数学Aの図形の性質「平面図形」にある問題1の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学A図形の性質平面図形問題1
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学A 図形の性質 平面図形 問題1の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

中心間距離を使って、円の接触条件を方程式にする。外側の円 $C$ の中心を $O$ とし、半径 $a,a,2a$ の円の中心をそれぞれ $A,B,D$ とおく。

内接しているので、各中心から $O$ までの距離は

$$ OA=OB=1-a,\qquad OD=1-2a

$$

である。また、互いに外接しているので

$$ AB=2a,\qquad AD=BD=3a

$$

である。

解法1

半径が等しい $C_1,C_2$ の中心を $A,B$、半径が $2a$ の円 $C_3$ の中心を $D$ とする。

$OA=OB$ かつ $AD=BD$ であるから、点 $O,D$ は線分 $AB$ の垂直二等分線上にある。したがって、$AB$ の中点を $M$ とすると、$O,M,D$ は一直線上にある。

ここで

$$ AB=2a

$$

より

$$ AM=a

$$

である。

まず、直角三角形 $OAM$ について、$OA=1-a$ だから

$$ OM^2=OA^2-AM^2=(1-a)^2-a^2=1-2a

$$

である。

次に、直角三角形 $DAM$ について、$DA=3a$ だから

$$ DM^2=DA^2-AM^2=(3a)^2-a^2=8a^2

$$

である。

ここで、$D$ は $O$ と $M$ の同じ直線上にあり、$OD=1-2a$ である。配置から $O,M,D$ の順に並ぶので

$$ OD=OM+MD

$$

である。したがって

$$ 1-2a=\sqrt{1-2a}+2\sqrt{2}a

$$

となる。

ここで

$$ t=\sqrt{1-2a}

$$

とおくと、

$$ 1-2a=t^2

$$

より

$$ a=\frac{1-t^2}{2}

$$

である。これを

$$ 1-2a=\sqrt{1-2a}+2\sqrt{2}a

$$

に代入すると

$$ t^2=t+\sqrt{2}(1-t^2)

$$

となる。整理して

$$ (1+\sqrt{2})t^2-t-\sqrt{2}=0

$$

を得る。

これを解くと

$$ t=\frac{1\pm \sqrt{1+4\sqrt{2}(1+\sqrt{2})}}{2(1+\sqrt{2})}

$$

であるが、因数分解すると

$$ (1+\sqrt{2})t^2-t-\sqrt{2} =(t-1){(1+\sqrt{2})t+\sqrt{2}}

$$

となる。よって

$$ t=1

$$

または

$$ t=-\frac{\sqrt{2}}{1+\sqrt{2}}

$$

である。

$t=\sqrt{1-2a}\geqq 0$ であり、後者は負であるから不適である。したがって $t=1$ となるが、これは $a=0$ を与える。これは円の半径として不適である。

ここで、上の並び順の仮定を見直す必要がある。実際には半径 $2a$ の円の中心 $D$ は、線分 $AB$ に対して $O$ とは反対側にある。したがって

$$ OD=|DM-OM|

$$

である。

よって

$$ 1-2a=2\sqrt{2}a-\sqrt{1-2a}

$$

となる。

再び

$$ t=\sqrt{1-2a}

$$

とおくと、

$$ a=\frac{1-t^2}{2}

$$

であるから

$$ t^2=\sqrt{2}(1-t^2)-t

$$

となる。整理して

$$ (1+\sqrt{2})t^2+t-\sqrt{2}=0

$$

を得る。

これは

$$ (t+\sqrt{2}){(1+\sqrt{2})t-1}=0

$$

と因数分解できる。$t\geqq 0$ より

$$ t=\frac{1}{1+\sqrt{2}}=\sqrt{2}-1

$$

である。

したがって

$$ 1-2a=t^2=(\sqrt{2}-1)^2=3-2\sqrt{2}

$$

より

$$ 2a=1-(3-2\sqrt{2})=2\sqrt{2}-2

$$

である。よって

$$ a=\sqrt{2}-1

$$

となる。

しかし、この値は $2a<1$ を満たす一方で、接触条件をすべて代入すると外側の円との配置に矛盾が生じる。したがって、中心の位置関係だけで処理すると符号の取り方を誤りやすい。

より確実に、座標を置いて解き直す。

外側の円 $C$ の中心を原点 $O$、半径 $a$ の2つの円の中心を

$$ A=(-a,y),\qquad B=(a,y)

$$

とおく。すると

$$ AB=2a

$$

であり、$C_1,C_2$ は外接している。

また、$C_1,C_2$ は外側の円 $C$ に内接するから

$$ OA=OB=1-a

$$

である。よって

$$ a^2+y^2=(1-a)^2

$$

から

$$ y^2=1-2a

$$

である。

半径 $2a$ の円の中心を $D=(0,z)$ とおく。$C_3$ は外側の円 $C$ に内接するので

$$ OD=|z|=1-2a

$$

である。

さらに $C_3$ は $C_1,C_2$ に外接するから

$$ AD=BD=3a

$$

である。よって

$$ a^2+(z-y)^2=9a^2

$$

すなわち

$$ (z-y)^2=8a^2

$$

である。

ここで $y^2=1-2a$、$z^2=(1-2a)^2$ を用いて、$a^2+(z-y)^2=9a^2$ を展開する。

$$ \begin{aligned} a^2+z^2-2yz+y^2&=9a^2\\ z^2+y^2-2yz&=8a^2 \end{aligned}

$$

より

$$ 2yz=z^2+y^2-8a^2

$$

である。

ただし、このまま平方根を含めて扱うより、接円の曲率を用いる方が簡潔である。

4つの円が互いに接しているとき、外側の円の曲率を負に取れば、デカルトの円定理より

$$ \begin{aligned} (k_1+k_2+k_3+k_4)^2 &= 2(k_1^2+k_2^2+k_3^2+k_4^2) \end{aligned} $$

が成り立つ。

ここで、半径 $a,a,2a,1$ の円の曲率はそれぞれ

$$ \frac1a,\quad \frac1a,\quad \frac1{2a},\quad -1

$$

である。

$x=\dfrac1a$ とおくと、曲率は

$$ x,\quad x,\quad \frac{x}{2},\quad -1

$$

であるから、

$$ \begin{aligned} \left(x+x+\frac{x}{2}-1\right)^2 &= 2\left(x^2+x^2+\frac{x^2}{4}+1\right) \end{aligned} $$

となる。

整理すると

$$ \begin{aligned} \left(\frac{5x}{2}-1\right)^2 &= 2\left(\frac{9x^2}{4}+1\right) \end{aligned} $$

である。両辺を展開して

$$ \begin{aligned} \frac{25x^2}{4}-5x+1 &= \frac{9x^2}{2}+2 \end{aligned} $$

となる。両辺に $4$ をかけると

$$ 25x^2-20x+4=18x^2+8

$$

より

$$ 7x^2-20x-4=0

$$

である。

これを解くと

$$ x=\frac{20\pm\sqrt{400+112}}{14} =\frac{20\pm16\sqrt{2}}{14} =\frac{10\pm8\sqrt{2}}{7}

$$

である。

$x=\dfrac1a>0$ であるから

$$ x=\frac{10+8\sqrt{2}}{7}

$$

を採用する。したがって

$$ a=\frac{7}{10+8\sqrt{2}}

$$

である。分母を有理化すると

$$ a=\frac{7}{10+8\sqrt{2}} =\frac{7(10-8\sqrt{2})}{100-128} =\frac{8\sqrt{2}-10}{4} =2\sqrt{2}-\frac52

$$

である。

解説

この問題は、3つの小円と外側の円の4円がすべて接している配置である。通常の座標計算でも解けるが、中心の並び順や符号の扱いで誤りやすい。

接円の問題として見ると、外側の円の曲率を負に取ることでデカルトの円定理をそのまま使える。半径 $r$ の円の曲率は $\dfrac1r$、外側から包む円は $-\dfrac1r$ とする点が重要である。

答え

$$ \boxed{a=2\sqrt{2}-\frac52}

$$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。