基礎問題集

数学A 図形の性質「平面図形」の問題22 解説

数学Aの図形の性質「平面図形」にある問題22の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学A図形の性質平面図形問題22
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学A 図形の性質 平面図形 問題22の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

$M$ は $AB$ の中点であるから、$AM=BM$ である。三角形 $OAM$ と $OBM$ は、底辺をそれぞれ $AM,BM$ と見れば、高さが共通であるため面積が等しい。

この面積の等式から $2\sin\alpha=\sin\beta$ を導き、以後は $\angle AOB=\alpha+\beta$ と余弦定理を組み合わせる。

解法1

**(1)**

$M$ は $AB$ の中点なので、

$$ AM=BM

$$

である。また、点 $O$ から直線 $AB$ に下ろした高さは、三角形 $OAM$ と三角形 $OBM$ で共通である。したがって、

$$ [OAM]=[OBM]

$$

である。

一方、$OM$ を共通な辺として面積を表すと、

$$ [OAM]=\frac{1}{2}\cdot OA\cdot OM\sin\alpha =\frac{1}{2}\cdot 2\cdot OM\sin\alpha =OM\sin\alpha

$$

であり、

$$ [OBM]=\frac{1}{2}\cdot OB\cdot OM\sin\beta =\frac{1}{2}\cdot 1\cdot OM\sin\beta =\frac{1}{2}OM\sin\beta

$$

である。

よって、

$$ OM\sin\alpha=\frac{1}{2}OM\sin\beta

$$

である。$OM>0$ より、

$$ 2\sin\alpha=\sin\beta

$$

が成り立つ。

**(2)**

$\angle AOB=\alpha+\beta$ である。$AB=\sqrt{7}$ であるから、三角形 $OAB$ に余弦定理を用いると、

$$ AB^2=OA^2+OB^2-2\cdot OA\cdot OB\cos\angle AOB

$$

より、

$$ 7=2^2+1^2-2\cdot 2\cdot 1\cos(\alpha+\beta)

$$

である。したがって、

$$ 7=5-4\cos(\alpha+\beta)

$$

となるので、

$$ \cos(\alpha+\beta)=-\frac{1}{2}

$$

である。

三角形の内角であるから $0<\alpha+\beta<\pi$ であり、

$$ \alpha+\beta=\frac{2\pi}{3}

$$

である。

(1) より、

$$ 2\sin\alpha=\sin\beta

$$

である。ここで $\beta=\dfrac{2\pi}{3}-\alpha$ とおくと、

$$ 2\sin\alpha=\sin\left(\frac{2\pi}{3}-\alpha\right)

$$

である。右辺を加法定理で展開すると、

$$ \sin\left(\frac{2\pi}{3}-\alpha\right) =\frac{\sqrt{3}}{2}\cos\alpha+\frac{1}{2}\sin\alpha

$$

であるから、

$$ 2\sin\alpha=\frac{\sqrt{3}}{2}\cos\alpha+\frac{1}{2}\sin\alpha

$$

となる。整理して、

$$ \frac{3}{2}\sin\alpha=\frac{\sqrt{3}}{2}\cos\alpha

$$

すなわち、

$$ \tan\alpha=\frac{1}{\sqrt{3}}

$$

である。

$0<\alpha<\dfrac{2\pi}{3}$ より、

$$ \alpha=\frac{\pi}{6}

$$

である。したがって、

$$ \beta=\frac{2\pi}{3}-\frac{\pi}{6} =\frac{\pi}{2}

$$

である。

**(3)**

(1) より、

$$ 2\sin\alpha=\sin\beta

$$

である。よって $\sin\beta\leqq 1$ から、

$$ 2\sin\alpha\leqq 1

$$

すなわち、

$$ \sin\alpha\leqq \frac{1}{2}

$$

である。

ここで、$\alpha$ が鋭角であることを確認する。$\vec{OA}=\mathbf{a}$、$\vec{OB}=\mathbf{b}$ とすると、

$$ |\mathbf{a}|=2,\qquad |\mathbf{b}|=1

$$

であり、$M$ は $AB$ の中点なので、

$$ \vec{OM}=\frac{\mathbf{a}+\mathbf{b}}{2}

$$

である。

したがって、

$$ \vec{OA}\cdot\vec{OM} =\mathbf{a}\cdot\frac{\mathbf{a}+\mathbf{b}}{2} =\frac{|\mathbf{a}|^2+\mathbf{a}\cdot\mathbf{b}}{2}

$$

である。$\angle AOB=\theta$ とおくと、

$$ \mathbf{a}\cdot\mathbf{b}=|\mathbf{a}||\mathbf{b}|\cos\theta=2\cos\theta

$$

であるから、

$$ \vec{OA}\cdot\vec{OM} =\frac{4+2\cos\theta}{2} =2+\cos\theta

$$

となる。$0<\theta<\pi$ であるから $\cos\theta>-1$ であり、

$$ 2+\cos\theta>0

$$

である。よって $\cos\alpha>0$ となり、

$$ 0<\alpha<\frac{\pi}{2}

$$

である。

したがって、$\sin\alpha\leqq \dfrac{1}{2}$ より、

$$ \alpha\leqq \frac{\pi}{6}

$$

である。

また、(2) で $AB=\sqrt{7}$ のときに実際に

$$ \alpha=\frac{\pi}{6}

$$

となることが分かっている。したがって、$\alpha$ の最大値は

$$ \frac{\pi}{6}

$$

である。

解説

この問題の中心は、$M$ が中点であることを「面積が等しい」と読み替える点にある。三角形 $OAM$ と $OBM$ は底辺 $AM,BM$ が等しく、高さも共通なので、面積が等しい。

その面積を $OM$ を使って表すことで、角 $\alpha,\beta$ の関係式

$$ 2\sin\alpha=\sin\beta

$$

が得られる。この式は以後の小問すべてで使う基本式である。

(2) では、$AB=\sqrt{7}$ から余弦定理で $\angle AOB=\alpha+\beta$ を求め、(1) の関係式と連立する。

(3) では、$2\sin\alpha=\sin\beta$ から $\sin\alpha\leqq \dfrac{1}{2}$ を得るだけでは、$\alpha$ が鋭角であることを確認しないと不十分である。そこでベクトルの内積を用いて $\cos\alpha>0$ を示し、$0<\alpha<\dfrac{\pi}{2}$ の範囲で $\alpha\leqq\dfrac{\pi}{6}$ と結論づける。

答え

**(1)**

$$ 2\sin\alpha=\sin\beta

$$

**(2)**

$$ \alpha=\frac{\pi}{6},\qquad \beta=\frac{\pi}{2}

$$

**(3)**

$$ \alpha \text{ の最大値 }=\frac{\pi}{6}

$$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。