基礎問題集
数学A 図形の性質「平面図形」の問題30 解説
数学Aの図形の性質「平面図形」にある問題30の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。
MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。
- 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
- ログイン後にAI質問で復習
- ログイン後に学習履歴を保存
解説
方針・初手
面積条件からまず $AQ$ を求める。点 $Q$ は $AC$ の $C$ 側の延長上にあるので、$\triangle APQ$ の底辺を $AQ$ と見ると、高さは点 $P$ から直線 $AC$ までの距離である。
その後、直線 $PQM$ が三角形 $ABC$ の辺 $AB,BC$ と辺 $AC$ の延長を横切ることに着目し、メネラウスの定理で $BM$ を求める。
解法1
まず、$\triangle ABC$ の面積を求める。
$AB=5, AC=6, BC=7$ であるから、余弦定理より
$$ \cos A=\frac{AB^2+AC^2-BC^2}{2\cdot AB\cdot AC} =\frac{25+36-49}{2\cdot 5\cdot 6} =\frac{1}{5}
$$
である。したがって
$$ \sin A=\sqrt{1-\left(\frac{1}{5}\right)^2} =\frac{2\sqrt{6}}{5}
$$
となる。
よって、$\triangle ABC$ の面積は
$$ [\triangle ABC] =\frac{1}{2}\cdot AB\cdot AC\cdot \sin A =\frac{1}{2}\cdot 5\cdot 6\cdot \frac{2\sqrt{6}}{5} =6\sqrt{6}
$$
である。
次に、$AP=t$ であり、$Q$ は直線 $AC$ 上にあるから、$\triangle APQ$ の面積は
$$ [\triangle APQ] =\frac{1}{2}\cdot AP\cdot AQ\cdot \sin A =\frac{1}{2}\cdot t\cdot AQ\cdot \frac{2\sqrt{6}}{5} =\frac{t\sqrt{6}}{5}AQ
$$
である。
条件より $[\triangle ABC]=[\triangle APQ]$ だから、
$$ \frac{t\sqrt{6}}{5}AQ=6\sqrt{6}
$$
となる。したがって
$$ AQ=\frac{30}{t}
$$
である。
ここで、$AC=6$ より
$$ CQ=AQ-AC=\frac{30}{t}-6=\frac{6(5-t)}{t}
$$
である。
直線 $PQM$ は、三角形 $ABC$ に対して、辺 $AB$ 上の点 $P$、辺 $BC$ 上の点 $M$、辺 $AC$ の延長上の点 $Q$ を通る。よって、メネラウスの定理より
$$ \frac{AP}{PB}\cdot \frac{BM}{MC}\cdot \frac{CQ}{QA}=1
$$
が成り立つ。
ここで、
$$ PB=AB-AP=5-t
$$
であり、また
$$ \begin{aligned} \frac{CQ}{QA} &= \frac{\frac{6(5-t)}{t}}{\frac{30}{t}} \\ \frac{5-t}{5} \end{aligned} $$
である。
したがって
$$ \frac{t}{5-t}\cdot \frac{BM}{MC}\cdot \frac{5-t}{5}=1
$$
より、
$$ \frac{t}{5}\cdot \frac{BM}{MC}=1
$$
となる。よって
$$ \frac{BM}{MC}=\frac{5}{t}
$$
である。
また、$BC=7$ だから、$BM=x$ とおくと $MC=7-x$ であり、
$$ \frac{x}{7-x}=\frac{5}{t}
$$
となる。これを解くと、
$$ tx=5(7-x)
$$
すなわち
$$ (t+5)x=35
$$
であるから、
$$ BM=x=\frac{35}{t+5}
$$
である。
解説
この問題では、面積条件をそのまま使うと $AQ$ がすぐに決まる。$\triangle ABC$ と $\triangle APQ$ はどちらも角 $A$ を共有しているため、面積公式
$$ \frac{1}{2}ab\sin C
$$
を使うのが自然である。
$AQ$ が求まった後は、点 $P,M,Q$ が一直線上にあることを利用する。$Q$ が辺 $AC$ 上ではなく、$C$ 側の延長上にあるため、メネラウスの定理がそのまま有効である。
答え
$$ BM=\frac{35}{t+5}
$$
$$ AQ=\frac{30}{t}
$$