基礎問題集
数学B 確率分布・統計的推測「確率分布」の問題4 解説
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解説
方針・初手
分散は $V(Y)=E(Y^2)-{E(Y)}^2$ で求められる。表の確率の合計が $1$ であることから、まず $y$ を $x$ で表し、分散を $x$ の2次関数として最大値を調べる。
解法1
確率の合計は $1$ であるから、
$$ y+\frac{1}{4}+x=1
$$
より、
$$ y=\frac{3}{4}-x
$$
である。
確率はすべて $0$ 以上でなければならないので、
$$ 0 \leqq x \leqq \frac{3}{4}
$$
である。
次に、期待値を求める。
$$ E(Y)=0\cdot y+2\cdot\frac{1}{4}+3x
$$
したがって、
$$ E(Y)=\frac{1}{2}+3x
$$
また、$Y^2$ の期待値は
$$ E(Y^2)=0^2\cdot y+2^2\cdot\frac{1}{4}+3^2x
$$
より、
$$ E(Y^2)=1+9x
$$
である。
よって、分散は
$$ \begin{aligned} V(Y) &=E(Y^2)-{E(Y)}^2 \\ &=1+9x-\left(\frac{1}{2}+3x\right)^2 \\ &=1+9x-\left(\frac{1}{4}+3x+9x^2\right) \\ &=-9x^2+6x+\frac{3}{4} \end{aligned}
$$
となる。
これは $x$ についての上に凸の2次関数である。平方完成すると、
$$ \begin{aligned} V(Y) &=-9\left(x^2-\frac{2}{3}x\right)+\frac{3}{4} \\ &=-9\left(x-\frac{1}{3}\right)^2+\frac{7}{4} \end{aligned}
$$
である。
したがって、分散は
$$ x=\frac{1}{3}
$$
のとき最大となる。この値は $0 \leqq x \leqq \frac{3}{4}$ を満たすので、条件にも合っている。
解説
この問題では、表に $x,y$ の2つの文字があるが、確率の合計が $1$ であるため、独立に動かせる文字は実質的に $x$ だけである。
分散を最大にする問題では、直接「ばらつき」を考えるよりも、定義
$$ V(Y)=E(Y^2)-{E(Y)}^2
$$
を使って $x$ の関数にするのが確実である。最後は上に凸の2次関数の最大問題に帰着する。
答え
$$ x=\frac{1}{3}
$$