基礎問題集
数学B 数列「等差数列・等比数列」の問題2 解説
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解説
方針・初手
$S_n$ が等比数列であることから、初項 $S_1$ と公比を置く。$S_1=a_1=2$ なので、$S_n$ は公比 $r$ を用いて表せる。
また、$S_n$ は交代和の部分和であるから、
$$ S_n-S_{n-1}=(-1)^{n-1}a_n
$$
が成り立つ。この関係に $a_3=-\dfrac12$ を代入して公比 $r$ を決定する。
解法1
$S_n$ は等比数列であり、
$$ S_1=a_1=2
$$
である。公比を $r$ とすると、
$$ S_n=2r^{n-1}
$$
と表せる。
一方、定義より $n\geqq2$ に対して
$$ S_n-S_{n-1}=(-1)^{n-1}a_n
$$
である。
特に $n=3$ のとき、
$$ S_3-S_2=a_3
$$
となる。$S_3=2r^2,\ S_2=2r$ であり、$a_3=-\dfrac12$ だから、
$$ 2r^2-2r=-\frac12
$$
を得る。これを整理すると、
$$ 4r^2-4r+1=0
$$
すなわち
$$ (2r-1)^2=0
$$
である。よって、
$$ r=\frac12
$$
となる。
したがって、
$$ S_n=2\left(\frac12\right)^{n-1}
$$
であり、整理して
$$ S_n=\frac{1}{2^{n-2}}
$$
である。
次に $a_n$ を求める。$n\geqq2$ に対して、
$$ a_n=(-1)^{n-1}(S_n-S_{n-1})
$$
であるから、
$$ \begin{aligned} a_n &=(-1)^{n-1}\left\{2\left(\frac12\right)^{n-1}-2\left(\frac12\right)^{n-2}\right\}\\ &=(-1)^{n-1}\cdot 2\left(\frac12\right)^{n-2}\left(\frac12-1\right)\\ &=(-1)^{n-1}\cdot 2\left(\frac12\right)^{n-2}\left(-\frac12\right)\\ &=(-1)^n\left(\frac12\right)^{n-2} \end{aligned}
$$
となる。
よって、
$$ a_n=\frac{(-1)^n}{2^{n-2}}\quad(n\geqq2)
$$
である。
ただし $n=1$ では $a_1=2$ であり、上の式に $n=1$ を代入すると $-2$ となってしまうため、$n=1$ は別に扱う必要がある。
したがって、
$$ a_1=2,\qquad a_n=\frac{(-1)^n}{2^{n-2}}\quad(n\geqq2)
$$
である。
解説
この問題では、$S_n$ が等比数列であることを利用して、まず $S_n$ を公比 $r$ で表すのが自然である。
重要なのは、$S_n$ が $a_n$ そのものではなく、交代和の部分和である点である。したがって、$a_n$ は $S_n$ から直接読むのではなく、隣り合う部分和の差
$$ S_n-S_{n-1}=(-1)^{n-1}a_n
$$
を用いて取り出す。
また、$a_3$ は $S_3-S_2$ に等しいため、この条件から公比が一意に定まる。$a_n$ の式は $n\geqq2$ で成り立つものであり、$a_1$ まで同じ式でまとめようとすると誤りになる点に注意する。
答え
**(1)**
$$ S_n=2\left(\frac12\right)^{n-1}=\frac{1}{2^{n-2}}
$$
**(2)**
$$ a_1=2,\qquad a_n=\frac{(-1)^n}{2^{n-2}}\quad(n\geqq2)
$$