基礎問題集
数学B 数列「階差数列」の問題3 解説
数学Bの数列「階差数列」にある問題3の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。
MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。
- 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
- ログイン後にAI質問で復習
- ログイン後に学習履歴を保存
解説
方針・初手
並んでいる項の差に注目する。$0,4,10,18,\cdots$ の差は $4,6,8,\cdots$ となっており、差が $2$ ずつ増える数列であると見られる。したがって第 $n$ 項は $n$ の2次式として求めるのが自然である。
解法1
数列を $a_n$ とする。
与えられた項から、第 $3$ 項以降について
$$ a_3=0,\quad a_4=4,\quad a_5=10,\quad a_6=18
$$
である。隣り合う項の差をとると、
$$ 4-0=4,\quad 10-4=6,\quad 18-10=8
$$
となり、公差が $2$ ずつ増えている。
したがって第 $n$ 項は2次式と考え、
$$ a_n=an^2+bn+c
$$
とおく。
$a_1=-2,\ a_3=0,\ a_4=4$ より、
$$ \begin{aligned} a+b+c&=-2,\\ 9a+3b+c&=0,\\ 16a+4b+c&=4 \end{aligned}
$$
である。
第2式から第1式を引くと、
$$ 8a+2b=2
$$
より、
$$ 4a+b=1
$$
である。
また、第3式から第2式を引くと、
$$ 7a+b=4
$$
である。
これらを引き算すると、
$$ 3a=3
$$
より、
$$ a=1
$$
である。よって
$$ 4a+b=1
$$
に代入して、
$$ 4+b=1
$$
だから、
$$ b=-3
$$
である。
さらに
$$ a+b+c=-2
$$
より、
$$ 1-3+c=-2
$$
なので、
$$ c=0
$$
である。
したがって一般項は
$$ a_n=n^2-3n
$$
である。
これより、
$$ a_2=2^2-3\cdot2=4-6=-2
$$
だから、
$$ [\text{ア}]=-2
$$
である。
また、
$$ a_7=7^2-3\cdot7=49-21=28
$$
だから、
$$ [\text{イ}]=28
$$
である。
次に、第 $[\text{ウ}]$ 項が $108$ であるから、
$$ n^2-3n=108
$$
を解けばよい。
$$ n^2-3n-108=0
$$
より、
$$ (n-12)(n+9)=0
$$
である。
$n$ は正の整数なので、
$$ n=12
$$
である。したがって、
$$ [\text{ウ}]=12
$$
である。
最後に、最初の $20$ 項の和を求める。
$$ \sum_{n=1}^{20} a_n=\sum_{n=1}^{20}(n^2-3n)
$$
であるから、
$$ \sum_{n=1}^{20}(n^2-3n)=\sum_{n=1}^{20}n^2-3\sum_{n=1}^{20}n
$$
となる。
公式
$$ \sum_{n=1}^{20}n^2=\frac{20\cdot21\cdot41}{6}=2870
$$
および
$$ \sum_{n=1}^{20}n=\frac{20\cdot21}{2}=210
$$
を用いると、
$$ \sum_{n=1}^{20}a_n=2870-3\cdot210=2870-630=2240
$$
である。
したがって、
$$ [\text{エ}]=2240
$$
である。
解説
この数列は、隣り合う項の差が一定ではなく、差の差が一定になる数列である。このような数列では一般項が2次式になる。
実際に
$$ -2,\ -2,\ 0,\ 4,\ 10,\ 18,\ 28,\ 40,\cdots
$$
と並び、差は
$$ 0,\ 2,\ 4,\ 6,\ 8,\ 10,\ 12,\cdots
$$
となる。したがって一般項を $a_n=n^2-3n$ と求めれば、空欄も和も一括して処理できる。
答え
$$ [\text{ア}]=-2,\quad [\text{イ}]=28,\quad [\text{ウ}]=12,\quad [\text{エ}]=2240
$$