基礎問題集
数学B 数列「数列の和」の問題5 解説
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解説
方針・初手
集合 $A,B$ はそれぞれ等差数列として並ぶ。まず各集合の最初の数と最後の数を求め、項数を出す。
また、$A\cap B$ は「$3$ で割っても $4$ で割っても $1$ 余る整数」の集合なので、$12$ で割ると $1$ 余る整数全体である。$A\cup B$ の個数と和は包除原理で求める。
解法1
$100$ から $500$ までの整数のうち、$3$ で割ると $1$ 余るものは
$$ 100,\ 103,\ 106,\ \cdots,\ 499
$$
である。これは初項 $100$、公差 $3$、末項 $499$ の等差数列であるから、$A$ の要素の個数は
$$ \frac{499-100}{3}+1=134
$$
である。
次に、$4$ で割ると $1$ 余るものは
$$ 101,\ 105,\ 109,\ \cdots,\ 497
$$
である。これは初項 $101$、公差 $4$、末項 $497$ の等差数列であるから、$B$ の要素の個数は
$$ \frac{497-101}{4}+1=100
$$
である。
次に、$A\cap B$ を考える。$A\cap B$ に属する整数は、$3$ で割っても $4$ で割っても $1$ 余る整数である。したがって、その整数は $12$ で割ると $1$ 余る。
$100$ から $500$ までで $12$ で割ると $1$ 余る整数は
$$ 109,\ 121,\ 133,\ \cdots,\ 493
$$
である。よって、$A\cap B$ の要素の個数は
$$ \frac{493-109}{12}+1=33
$$
である。
包除原理より、$A\cup B$ の要素の個数は
$$ |A\cup B|=|A|+|B|-|A\cap B|
$$
であるから、
$$ |A\cup B|=134+100-33=201
$$
となる。
次に、$A\cup B$ に含まれる整数の和 $S$ を求める。
まず $A$ の要素の和は、初項 $100$、末項 $499$、項数 $134$ より
$$ \frac{134(100+499)}{2}=40133
$$
である。
次に $B$ の要素の和は、初項 $101$、末項 $497$、項数 $100$ より
$$ \frac{100(101+497)}{2}=29900
$$
である。
ただし、$A\cap B$ に属する整数は $A$ の和と $B$ の和で二重に数えられているため、1回分を引く必要がある。
$A\cap B$ の要素の和は、初項 $109$、末項 $493$、項数 $33$ より
$$ \frac{33(109+493)}{2}=9933
$$
である。
したがって、
$$ S=40133+29900-9933=60100
$$
となる。
解説
この問題では、条件を満たす整数を等差数列として扱うことが重要である。
特に $A\cap B$ については、「$3$ で割ると $1$ 余る」かつ「$4$ で割ると $1$ 余る」という条件を、$12$ で割ると $1$ 余るという条件にまとめる点が核心である。
$A\cup B$ の個数や和を求めるときは、$A$ と $B$ を単純に足すと $A\cap B$ の部分を二重に数えるため、包除原理で重複分を引く。
答え
**(1)**
$$ |A|=134,\quad |B|=100,\quad |A\cap B|=33,\quad |A\cup B|=201
$$
**(2)**
$$ S=60100
$$