基礎問題集
数学B 数列「数列の和」の問題23 解説
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解説
方針・初手
項に $k$ が含まれるので、等比数列の和そのものではなく、和全体を $\frac12$ 倍して元の式から引く方法を用いる。
解法1
求める和を
$$ S_n=\sum_{k=1}^{n}\frac{3k}{2^k}
$$
とおく。これを具体的に書くと
$$ S_n=\frac{3}{2}+\frac{6}{2^2}+\frac{9}{2^3}+\cdots+\frac{3n}{2^n}
$$
である。
両辺を $\frac12$ 倍すると
$$ \frac12 S_n=\frac{3}{2^2}+\frac{6}{2^3}+\frac{9}{2^4}+\cdots+\frac{3n}{2^{n+1}}
$$
となる。よって、$S_n-\frac12S_n$ を考えると、同じ分母をもつ項どうしで係数の差が $3$ になる。
$$ \begin{aligned} \frac12 S_n &=\frac{3}{2} +\left(\frac{6-3}{2^2}+\frac{9-6}{2^3}+\cdots+\frac{3n-3(n-1)}{2^n}\right) -\frac{3n}{2^{n+1}} \\ &=\frac{3}{2} +\left(\frac{3}{2^2}+\frac{3}{2^3}+\cdots+\frac{3}{2^n}\right) -\frac{3n}{2^{n+1}}. \end{aligned}
$$
ここで
$$ \frac{3}{2^2}+\frac{3}{2^3}+\cdots+\frac{3}{2^n} =3\left(\frac{1}{2^2}+\frac{1}{2^3}+\cdots+\frac{1}{2^n}\right)
$$
であり、
$$ \frac{1}{2^2}+\frac{1}{2^3}+\cdots+\frac{1}{2^n} =\frac12-\frac{1}{2^n}
$$
だから、
$$ \frac{3}{2^2}+\frac{3}{2^3}+\cdots+\frac{3}{2^n} =\frac32-\frac{3}{2^n}.
$$
したがって
$$ \begin{aligned} \frac12 S_n &=\frac32+\left(\frac32-\frac{3}{2^n}\right)-\frac{3n}{2^{n+1}} \\ &=3-\frac{3}{2^n}-\frac{3n}{2^{n+1}}. \end{aligned}
$$
両辺を $2$ 倍して
$$ \begin{aligned} S_n &=6-\frac{6}{2^n}-\frac{3n}{2^n} \\ &=6-\frac{3n+6}{2^n} \\ &=6-\frac{3(n+2)}{2^n}. \end{aligned}
$$
解説
$k$ が係数として付いている和
$$ \sum_{k=1}^{n} k r^k
$$
の形では、等比数列の和をそのまま使うのではなく、全体を公比倍して引くのが基本である。
この問題では分母が $2^k$ なので、全体を $\frac12$ 倍してずらすと、途中の項の差がすべて $3$ になる。最後に残る項 $-\frac{3n}{2^{n+1}}$ を落とすと答えがずれるので注意する。
答え
$$ \sum_{k=1}^{n}\frac{3k}{2^k} =6-\frac{3(n+2)}{2^n}
$$