基礎問題集
数学B 数列「2項間漸化式」の問題14 解説
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解説
方針・初手
漸化式に含まれる非同次項 $2^{n+1}$ を消すため、問題で指定された $b_n=a_n-2^n$ を用いる。まずは漸化式から直接 $a_2,a_6$ を求め、その後 $b_n$ の等比数列化を利用して一般項を求める。
解法1
**(1)**
$a_1=0$ より、
$$ a_2=4a_1-2^2=4\cdot 0-4=-4
$$
である。
続けて計算すると、
$$ \begin{aligned} a_3&=4a_2-2^3=4(-4)-8=-24,\\ a_4&=4a_3-2^4=4(-24)-16=-112,\\ a_5&=4a_4-2^5=4(-112)-32=-480,\\ a_6&=4a_5-2^6=4(-480)-64=-1984 \end{aligned}
$$
したがって、
$$ a_2=-4,\qquad a_6=-1984
$$
である。
**(2)**
$b_n=a_n-2^n$ とする。
このとき、
$$ \begin{aligned} b_{n+1} &=a_{n+1}-2^{n+1}\\ &=(4a_n-2^{n+1})-2^{n+1}\\ &=4a_n-2^{n+2}\\ &=4a_n-4\cdot 2^n\\ &=4(a_n-2^n)\\ &=4b_n \end{aligned}
$$
よって、
$$ b_{n+1}=4b_n
$$
である。
**(3)**
(2)より、数列 ${b_n}$ は公比 $4$ の等比数列である。
また、
$$ b_1=a_1-2^1=0-2=-2
$$
であるから、
$$ b_n=b_1\cdot 4^{n-1}=-2\cdot 4^{n-1}
$$
となる。
ここで $b_n=a_n-2^n$ だから、
$$ a_n=b_n+2^n
$$
である。したがって、
$$ a_n=-2\cdot 4^{n-1}+2^n
$$
すなわち、
$$ a_n=2^n-2\cdot 4^{n-1}
$$
である。
$4^{n-1}=2^{2n-2}$ を用いれば、
$$ a_n=2^n-2^{2n-1}
$$
とも表せる。
解説
この漸化式は、
$$ a_{n+1}=4a_n-2^{n+1}
$$
という非同次線形漸化式である。非同次項が $2^n$ 型であるため、$a_n$ から $2^n$ を引いた $b_n=a_n-2^n$ を考えると、非同次項が消えて
$$ b_{n+1}=4b_n
$$
という等比数列になる。
重要なのは、$b_{n+1}=a_{n+1}-2^{n+1}$ として、添字が $n+1$ に変わる点である。$b_n=a_n-2^n$ の形だけを見て機械的に処理すると、$2^{n+1}$ と $2^n$ の扱いを誤りやすい。
答え
**(1)**
$$ a_2=-4,\qquad a_6=-1984
$$
**(2)**
$$ b_{n+1}=4b_n
$$
**(3)**
$$ a_n=2^n-2\cdot 4^{n-1}
$$
または
$$ a_n=2^n-2^{2n-1}
$$