基礎問題集
数学B 数列「2項間漸化式」の問題17 解説
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解説
方針・初手
漸化式 $a_{n+1}=2a_n+1$ は、定数項 $1$ があるので、そのまま等比数列として扱えない。そこで、両辺に適当な定数を加えて等比数列の形に直す。
今回は $a_n+1$ に注目すると、きれいに等比数列になる。
解法1
漸化式は
$$ a_{n+1}=2a_n+1
$$
である。両辺に $1$ を加えると、
$$ a_{n+1}+1=2a_n+2=2(a_n+1)
$$
となる。
ここで
$$ b_n=a_n+1
$$
とおくと、
$$ b_{n+1}=2b_n
$$
である。また、$a_1=2$ より
$$ b_1=a_1+1=3
$$
である。
したがって、数列 ${b_n}$ は初項 $3$、公比 $2$ の等比数列であるから、
$$ b_n=3\cdot 2^{n-1}
$$
となる。
$b_n=a_n+1$ であったから、
$$ a_n=b_n-1=3\cdot 2^{n-1}-1
$$
である。
よって、
$$ \boxed{a_n=3\cdot 2^{n-1}-1}
$$
である。
次に、初項から第 $n$ 項までの和を求める。
$$ \begin{aligned} \sum_{k=1}^{n}a_k &= \sum_{k=1}^{n}\left(3\cdot 2^{k-1}-1\right) \end{aligned} $$
であるから、
$$ \begin{aligned} \sum_{k=1}^{n}a_k &= 3\sum_{k=1}^{n}2^{k-1}-\sum_{k=1}^{n}1 \end{aligned} $$
となる。
ここで、
$$ \sum_{k=1}^{n}2^{k-1}=1+2+\cdots+2^{n-1}=2^n-1
$$
また、
$$ \sum_{k=1}^{n}1=n
$$
である。したがって、
$$ \begin{aligned} \sum_{k=1}^{n}a_k &= 3(2^n-1)-n \end{aligned} $$
となる。
すなわち、
$$ \boxed{\sum_{k=1}^{n}a_k=3(2^n-1)-n}
$$
である。
解説
この問題の中心は、$a_{n+1}=2a_n+1$ をそのまま等比数列と見ないことである。定数項がある一次漸化式では、$a_n$ に一定の数を加えて等比型に変形するのが基本である。
今回の場合は、
$$ a_{n+1}+1=2(a_n+1)
$$
となるため、$a_n+1$ が等比数列になる。この形に気づけば、一般項はすぐに求められる。
和を求めるときは、求めた一般項
$$ a_k=3\cdot 2^{k-1}-1
$$
を代入し、等比数列の和と定数列の和に分けて計算すればよい。
答え
$$ \boxed{\text{ア}=3\cdot 2^{n-1}-1}
$$
$$ \boxed{\text{イ}=3(2^n-1)-n}
$$