基礎問題集
数学B 数列「2項間漸化式」の問題28 解説
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解説
方針・初手
漸化式
$$ a_{n+1}=4a_n-2^{n+1}
$$
は、右辺に $4a_n$ と $2^{n+1}$ が現れる非斉次線形漸化式である。$4a_n$ の係数に合わせて、$4^{n-1}$ で割ると差がとりやすくなる。
解法1
両辺を $4^n$ で割る。
$$ \frac{a_{n+1}}{4^n}=\frac{a_n}{4^{n-1}}-\frac{2^{n+1}}{4^n}
$$
ここで
$$ b_n=\frac{a_n}{4^{n-1}}
$$
とおくと、
$$ b_{n+1}=b_n-2^{1-n}
$$
となる。また、$a_1=4$ より
$$ b_1=\frac{a_1}{4^0}=4
$$
である。
したがって、$n\geqq 2$ に対して
$$ \begin{aligned} b_n &=b_1-\sum_{k=1}^{n-1}2^{1-k} \\ &=4-\left(1+\frac12+\frac14+\cdots+\frac{1}{2^{n-2}}\right) \end{aligned}
$$
等比数列の和より、
$$ 1+\frac12+\frac14+\cdots+\frac{1}{2^{n-2}} =2\left(1-\frac{1}{2^{n-1}}\right) =2-2^{2-n}
$$
である。よって
$$ b_n=4-\left(2-2^{2-n}\right)=2+2^{2-n}
$$
となる。
したがって
$$ \begin{aligned} a_n &=4^{n-1}b_n \\ &=4^{n-1}\left(2+2^{2-n}\right) \\ &=2\cdot 4^{n-1}+4^{n-1}\cdot 2^{2-n} \\ &=2^{2n-1}+2^n \end{aligned}
$$
である。
これは $n=1$ のときも
$$ 2^{2\cdot 1-1}+2^1=2+2=4
$$
となり、初期条件を満たす。
解説
この問題では、$a_{n+1}=4a_n+\text{別の項}$ という形に着目し、$4^n$ で割って階差型に変形するのが自然である。
非斉次項が $2^{n+1}$ であり、$4^n$ と同じ底ではないため、割った後に等比数列の和が現れる。ここで和の初項や指数をずらしてしまうと誤答になりやすいので、$k=1$ の項が $2^{1-1}=1$ であることを確認するのが重要である。
答え
$$ a_n=2^{2n-1}+2^n \qquad (n=1,2,3,\ldots)
$$