基礎問題集
数学B 数列「2項間漸化式」の問題30 解説
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解説
方針・初手
与えられた条件は部分和 $S_n$ と第 $n$ 項 $a_n$ の関係である。漸化式を作るには、$n$ の式と $n+1$ の式を並べ、$S_{n+1}=S_n+a_{n+1}$ を用いる。
解法1
まず $n=1$ を代入して初項を求める。$S_1=a_1$ であるから、
$$ a_1=-a_1-5\cdot 1-4
$$
より、
$$ 2a_1=-9
$$
したがって、
$$ a_1=-\frac{9}{2}
$$
である。
次に、与えられた式
$$ S_n=-a_n-5n-4
$$
において、$n$ を $n+1$ に置き換えると、
$$ S_{n+1}=-a_{n+1}-5(n+1)-4
$$
すなわち、
$$ S_{n+1}=-a_{n+1}-5n-9
$$
である。
一方で、部分和の定義より、
$$ S_{n+1}=S_n+a_{n+1}
$$
であるから、
$$ -a_n-5n-4+a_{n+1}=-a_{n+1}-5n-9
$$
となる。これを整理すると、
$$ 2a_{n+1}=a_n-5
$$
よって、求める漸化式は
$$ a_{n+1}=\frac{1}{2}a_n-\frac{5}{2}
$$
である。
次にこの漸化式を解く。定数項をなくすために、$a_{n+1}=\frac{1}{2}a_n-\frac{5}{2}$ の不動点を考える。$a_n=\alpha$ とおくと、
$$ \alpha=\frac{1}{2}\alpha-\frac{5}{2}
$$
より、
$$ \alpha=-5
$$
である。
したがって、漸化式は
$$ a_{n+1}+5=\frac{1}{2}(a_n+5)
$$
と変形できる。
ここで、
$$ b_n=a_n+5
$$
とおくと、
$$ b_{n+1}=\frac{1}{2}b_n
$$
である。また、
$$ b_1=a_1+5=-\frac{9}{2}+5=\frac{1}{2}
$$
である。
したがって、${b_n}$ は初項 $\frac{1}{2}$、公比 $\frac{1}{2}$ の等比数列であるから、
$$ b_n=\frac{1}{2}\left(\frac{1}{2}\right)^{n-1}
$$
すなわち、
$$ b_n=\left(\frac{1}{2}\right)^n
$$
である。
よって、
$$ a_n+5=\left(\frac{1}{2}\right)^n
$$
より、
$$ a_n=\left(\frac{1}{2}\right)^n-5
$$
である。
解説
部分和 $S_n$ が出てくる漸化式では、$S_{n+1}=S_n+a_{n+1}$ を使って $S_n$ を消去するのが基本である。
また、得られた漸化式
$$ a_{n+1}=\frac{1}{2}a_n-\frac{5}{2}
$$
は定数項を含む一次漸化式である。この形では、不動点 $-5$ を見つけて $a_n+5$ を考えると等比数列に帰着できる。
答え
**(1)**
$$ a_{n+1}=\frac{1}{2}a_n-\frac{5}{2}
$$
**(2)**
$$ a_n=\left(\frac{1}{2}\right)^n-5
$$