基礎問題集
数学B 数列「2項間漸化式」の問題49 解説
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解説
方針・初手
底を $4$ にそろえるため、$b_n=\log_4 a_n$ を用いる。特に、$\dfrac14=4^{-1}$ であるから、$\log_{\frac14} a_{n+1}$ は $-\log_4 a_{n+1}$ に変換できる。
解法1
まず、$b_n=\log_4 a_n$ より、
$$ a_n=4^{b_n}
$$
である。
また、
$$ \begin{aligned} \log_{\frac14} a_{n+1} &= \log_{4^{-1}} a_{n+1} \\ -\log_4 a_{n+1} \\ -b_{n+1} \end{aligned} $$
であり、
$$ \begin{aligned} \log_2 a_n &= \log_2 4^{b_n} \\ 2b_n \end{aligned} $$
である。
したがって、与えられた式
$$ \log_{\frac14} a_{n+1}+\log_2 a_n=n
$$
は、
$$ -b_{n+1}+2b_n=n
$$
となる。よって、
$$ b_{n+1}=2b_n-n
$$
である。
また、$a_1=16$ より、
$$ b_1=\log_4 16=2
$$
である。
次に、漸化式
$$ b_{n+1}=2b_n-n
$$
を解く。
この漸化式について、$b_n=n+1$ が成り立つかを確認すると、
$$ 2b_n-n=2(n+1)-n=n+2
$$
であり、これは $b_{n+1}=(n+1)+1=n+2$ と一致する。
さらに初期条件についても、
$$ b_1=1+1=2
$$
となり一致する。よって、
$$ b_n=n+1
$$
である。
したがって、
$$ a_n=4^{b_n}=4^{n+1}
$$
となる。
最後に、$a_n\geqq 10^{100}$ となる最小の $n$ を求める。
$$ a_n=4^{n+1}=2^{2n+2}
$$
であり、
$$ 10^{100}=(2\cdot 5)^{100}=2^{100}5^{100}
$$
である。両辺の $2$ を底とする対数をとると、条件は
$$ 2n+2\geqq 100\log_2 10
$$
である。
ここで、
$$ \log_2 10=\log_2(2\cdot 5)=1+\log_2 5
$$
だから、
$$ 2n+2\geqq 100(1+\log_2 5)
$$
となる。
与えられた
$$ 2.321<\log_2 5<2.322
$$
より、
$$ 332.1<100(1+\log_2 5)<332.2
$$
である。
$n=165$ のとき、
$$ 2n+2=332
$$
であり、これは $100(1+\log_2 5)>332.1$ より条件を満たさない。
一方、$n=166$ のとき、
$$ 2n+2=334
$$
であり、これは $100(1+\log_2 5)<332.2$ より条件を満たす。
よって、求める最小の $n$ は
$$ 166
$$
である。
解説
この問題では、対数の底をそろえることが最初の要点である。$b_n=\log_4 a_n$ と定義されているので、$\log_{\frac14} a_{n+1}$ と $\log_2 a_n$ をどちらも $b_n$ を用いて表す。
特に、$\dfrac14=4^{-1}$ であるため、底が逆数になると対数の符号が反転する点が重要である。
また、得られる漸化式は
$$ b_{n+1}=2b_n-n
$$
であるが、初期条件から見ると $b_n=n+1$ という非常に簡単な形になる。最後の不等式では、$a_n=4^{n+1}$ を $2$ の累乗に直してから、与えられた $\log_2 5$ の評価を使う。
答え
**(1)**
$$ b_{n+1}=2b_n-n
$$
**(2)**
$$ b_n=n+1
$$
**(3)**
$$ a_n=4^{n+1}
$$
**(4)**
$$ 166
$$