基礎問題集

数学C 複素数平面「複素数平面(軌跡問題)」の問題21 解説

数学Cの複素数平面「複素数平面(軌跡問題)」にある問題21の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学C複素数平面複素数平面(軌跡問題)問題21
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学C 複素数平面 複素数平面(軌跡問題) 問題21の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

$z$ が単位円上にあるので、$z=\cos\theta+i\sin\theta$ とおけば $1/z^3$ は $z^{-3}$ として扱える。まず $w$ を $\theta$ で表し、その実部・虚部を媒介変数表示として曲線 $K$ の方程式を求める。

解法1

$z=\cos\theta+i\sin\theta$ とおくと、$z=e^{i\theta}$ であるから、

$$ \frac{1}{z^3}=e^{-3i\theta}=\cos3\theta-i\sin3\theta

$$

である。したがって、

$$ \begin{aligned} w &=\frac12\left(3e^{i\theta}+e^{-3i\theta}\right)\\ &=\frac12{3(\cos\theta+i\sin\theta)+(\cos3\theta-i\sin3\theta)}\\ &=\frac12(3\cos\theta+\cos3\theta) +\frac{i}{2}(3\sin\theta-\sin3\theta) \end{aligned}

$$

となる。

ここで、三倍角の公式

$$ \cos3\theta=4\cos^3\theta-3\cos\theta,\qquad \sin3\theta=3\sin\theta-4\sin^3\theta

$$

を用いると、

$$ \begin{aligned} \operatorname{Re} w &=\frac12(3\cos\theta+4\cos^3\theta-3\cos\theta) =2\cos^3\theta,\\ \operatorname{Im} w &=\frac12{3\sin\theta-(3\sin\theta-4\sin^3\theta)} =2\sin^3\theta \end{aligned}

$$

である。よって、

$$ w=2\cos^3\theta+2i\sin^3\theta

$$

となる。

次に、$0\leqq\theta\leqq\pi/2$ のとき、$w=x+yi$ とおくと、

$$ x=2\cos^3\theta,\qquad y=2\sin^3\theta

$$

である。この範囲では $\cos\theta\geqq0,\ \sin\theta\geqq0$ なので、$x\geqq0,\ y\geqq0$ である。

両辺を整理すると、

$$ \left(\frac{x}{2}\right)^{2/3}=\cos^2\theta,\qquad \left(\frac{y}{2}\right)^{2/3}=\sin^2\theta

$$

であるから、

$$ \left(\frac{x}{2}\right)^{2/3}+\left(\frac{y}{2}\right)^{2/3} =\cos^2\theta+\sin^2\theta=1

$$

となる。したがって、曲線 $K$ の方程式は

$$ x^{2/3}+y^{2/3}=2^{2/3}

$$

である。ただし、$0\leqq\theta\leqq\pi/2$ に対応する部分なので、

$$ x\geqq0,\qquad y\geqq0

$$

を満たす部分である。

最後に、$|w|$ の最大値・最小値を求める。

$$ |w|^2=x^2+y^2 =4\cos^6\theta+4\sin^6\theta =4(\cos^6\theta+\sin^6\theta)

$$

である。ここで、

$$ \cos^6\theta+\sin^6\theta =(\cos^2\theta+\sin^2\theta)^3 -3\cos^2\theta\sin^2\theta(\cos^2\theta+\sin^2\theta)

$$

より、

$$ \cos^6\theta+\sin^6\theta =1-3\cos^2\theta\sin^2\theta

$$

である。したがって、

$$ |w|^2=4(1-3\cos^2\theta\sin^2\theta)

$$

となる。

また、

$$ \cos^2\theta\sin^2\theta =\frac14\sin^2 2\theta

$$

であるから、

$$ |w|^2=4-3\sin^2 2\theta

$$

である。

$0\leqq\theta\leqq\pi/2$ では、$0\leqq 2\theta\leqq\pi$ であるから、

$$ 0\leqq\sin^2 2\theta\leqq1

$$

である。よって、$|w|^2=4-3\sin^2 2\theta$ は、$\sin^2 2\theta$ が最小のとき最大、最大のとき最小となる。

最大値は $\sin^2 2\theta=0$ のときである。この範囲では、

$$ 2\theta=0,\ \pi

$$

より、

$$ \theta=0,\ \frac{\pi}{2}

$$

である。このとき、

$$ |w|^2=4

$$

なので、

$$ |w|=2

$$

である。対応する $z$ は、

$$ z=e^{i\theta}=1,\ i

$$

である。

最小値は $\sin^2 2\theta=1$ のときである。この範囲では、

$$ 2\theta=\frac{\pi}{2}

$$

より、

$$ \theta=\frac{\pi}{4}

$$

である。このとき、

$$ |w|^2=1

$$

なので、

$$ |w|=1

$$

である。対応する $z$ は、

$$ z=e^{i\pi/4}=\frac{1+i}{\sqrt2}

$$

である。

解説

この問題では、$z$ が単位円上にあることから $z=e^{i\theta}$ とおくのが最短である。特に $1/z^3=e^{-3i\theta}$ とできるため、$w$ の実部・虚部が三角関数で直接表せる。

曲線 $K$ は

$$ x=2\cos^3\theta,\qquad y=2\sin^3\theta

$$

という媒介変数表示から得られる。$0\leqq\theta\leqq\pi/2$ なので、$x,y$ はともに非負であり、方程式だけでなく定義域として $x\geqq0,\ y\geqq0$ を添える必要がある。

$|w|$ の最大・最小は、曲線の方程式からではなく、媒介変数 $\theta$ を用いて

$$ |w|^2=4-3\sin^2 2\theta

$$

とするのが簡潔である。最大・最小を与える $z$ まで求める必要があるため、最後に対応する $\theta$ を $z=e^{i\theta}$ に戻す。

答え

**(1)**

$$ w=2\cos^3\theta+2i\sin^3\theta

$$

**(2)**

$$ x^{2/3}+y^{2/3}=2^{2/3}

$$

ただし、

$$ x\geqq0,\qquad y\geqq0

$$

**(3)**

$$ |w|_{\max}=2

$$

このとき、

$$ z=1,\ i

$$

である。

また、

$$ |w|_{\min}=1

$$

このとき、

$$ z=\frac{1+i}{\sqrt2}

$$

である。

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。