基礎問題集
数学C 複素数平面「ド・モアブルの定理」の問題6 解説
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解説
方針・初手
分母 $\sqrt{3}+i$ を極形式で表し、ド・モアブルの定理を用いて $8$ 乗を計算する。絶対値と偏角を分けて考えると、計算が大幅に簡単になる。
解法1
まず、複素数 $\sqrt{3}+i$ の絶対値は
$$ \sqrt{(\sqrt{3})^2+1^2}=2
$$
であり、偏角は
$$ \tan \theta=\frac{1}{\sqrt{3}}
$$
より $\theta=\frac{\pi}{6}$ である。
したがって、
$$ \sqrt{3}+i=2\left(\cos \frac{\pi}{6}+i\sin \frac{\pi}{6}\right)
$$
と表せる。
よって、
$$ \frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}+i} = \frac{\sqrt{2}}{2} \left(\cos \left(-\frac{\pi}{6}\right)+i\sin \left(-\frac{\pi}{6}\right)\right)
$$
である。
これを $8$ 乗すると、ド・モアブルの定理より
$$ \left(\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}+i}\right)^8 = \left(\frac{\sqrt{2}}{2}\right)^8 \left(\cos \left(-\frac{8\pi}{6}\right)+i\sin \left(-\frac{8\pi}{6}\right)\right)
$$
となる。
ここで、
$$ \left(\frac{\sqrt{2}}{2}\right)^8 = \left(\frac{1}{\sqrt{2}}\right)^8
\frac{1}{16}
$$
であり、
$$ -\frac{8\pi}{6}=-\frac{4\pi}{3}
$$
である。これは $2\pi$ を加えると
$$ -\frac{4\pi}{3}+2\pi=\frac{2\pi}{3}
$$
だから、
$$ \cos \left(-\frac{4\pi}{3}\right)=\cos \frac{2\pi}{3}=-\frac{1}{2}
$$
また、
$$ \sin \left(-\frac{4\pi}{3}\right)=\sin \frac{2\pi}{3}=\frac{\sqrt{3}}{2}
$$
である。
したがって、
$$ \left(\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}+i}\right)^8 = \frac{1}{16} \left( -\frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i \right)
$$
より、
$$ \left(\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}+i}\right)^8 = -\frac{1}{32} + \frac{\sqrt{3}}{32}i
$$
である。
解説
複素数の累乗では、直交形式のまま展開すると計算量が大きくなる。そこで、分母を極形式に直し、商の絶対値と偏角を求めてから $8$ 乗するのが自然である。
特に、$\sqrt{3}+i$ は偏角 $\frac{\pi}{6}$ の典型的な複素数であるため、ド・モアブルの定理がそのまま使える。
答え
⑤
$$ -\frac{1}{32}
$$
⑥
$$ \frac{\sqrt{3}}{32}
$$