基礎問題集

数学C 複素数平面「ド・モアブルの定理」の問題10 解説

数学Cの複素数平面「ド・モアブルの定理」にある問題10の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学C複素数平面ド・モアブルの定理問題10
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学C 複素数平面 ド・モアブルの定理 問題10の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

実部と虚部をそのまま計算し、極形式では絶対値と偏角を求める。立方根は、絶対値の $3$ 乗根と偏角の $3$ 分割で表す。最後は $w_n$ の偏角が $0$ または $\pi$ の整数倍になる条件を考える。

解法1

**(1)**

$$ \alpha=(\sqrt{3}-1)+(\sqrt{3}+1)i

$$

であるから、

$$ \begin{aligned} \alpha^2 &={(\sqrt{3}-1)+(\sqrt{3}+1)i}^2\\ &=(\sqrt{3}-1)^2-(\sqrt{3}+1)^2+2(\sqrt{3}-1)(\sqrt{3}+1)i \end{aligned}

$$

ここで、

$$ (\sqrt{3}-1)^2=4-2\sqrt{3},\qquad (\sqrt{3}+1)^2=4+2\sqrt{3}

$$

また、

$$ (\sqrt{3}-1)(\sqrt{3}+1)=2

$$

である。したがって、

$$ \alpha^2=-4\sqrt{3}+4i

$$

である。

**(2)**

まず絶対値を求める。

$$ \begin{aligned} |\alpha| &=\sqrt{(\sqrt{3}-1)^2+(\sqrt{3}+1)^2}\\ &=\sqrt{(4-2\sqrt{3})+(4+2\sqrt{3})}\\ &=\sqrt{8}\\ &=2\sqrt{2} \end{aligned}

$$

よって、

$$ \cos\theta=\frac{\sqrt{3}-1}{2\sqrt{2}},\qquad \sin\theta=\frac{\sqrt{3}+1}{2\sqrt{2}}

$$

となる。ここで、

$$ \cos\frac{5\pi}{12}=\frac{\sqrt{3}-1}{2\sqrt{2}},\qquad \sin\frac{5\pi}{12}=\frac{\sqrt{3}+1}{2\sqrt{2}}

$$

であるから、$0\leqq \theta<2\pi$ において

$$ \theta=\frac{5\pi}{12}

$$

である。したがって、

$$ \alpha=2\sqrt{2}\left(\cos\frac{5\pi}{12}+i\sin\frac{5\pi}{12}\right)

$$

と表せる。

**(3)**

$x^3=\alpha$ を満たす $x$ を極形式で

$$ x=\rho(\cos\varphi+i\sin\varphi)

$$

とおく。

**(2)**

より、

$$ \alpha=2\sqrt{2}\left(\cos\frac{5\pi}{12}+i\sin\frac{5\pi}{12}\right)

$$

である。よって、$x^3=\alpha$ となるには、

$$ \rho^3=2\sqrt{2}

$$

かつ

$$ 3\varphi=\frac{5\pi}{12}+2k\pi

$$

を満たせばよい。ただし $k$ は整数である。

まず、

$$ 2\sqrt{2}=2^{3/2}

$$

だから、

$$ \rho=(2^{3/2})^{1/3}=\sqrt{2}

$$

である。また、

$$ \varphi=\frac{1}{3}\left(\frac{5\pi}{12}+2k\pi\right) =\frac{5\pi}{36}+\frac{2k\pi}{3}

$$

となる。異なる解は $k=0,1,2$ の $3$ 個であるから、

$$ x=\sqrt{2}\left\{\cos\left(\frac{5\pi}{36}+\frac{2k\pi}{3}\right) +i\sin\left(\frac{5\pi}{36}+\frac{2k\pi}{3}\right)\right\} \quad(k=0,1,2)

$$

である。

**(4)**

まず、

$$ 1+i=\sqrt{2}\left(\cos\frac{\pi}{4}+i\sin\frac{\pi}{4}\right)

$$

である。また、(2) より

$$ \alpha^n=(2\sqrt{2})^n \left(\cos\frac{5n\pi}{12}+i\sin\frac{5n\pi}{12}\right)

$$

となる。

したがって、

$$ w_n=(1+i)\alpha^n

$$

の偏角は

$$ \frac{\pi}{4}+\frac{5n\pi}{12}

$$

である。$w_n$ が実数となるための条件は、この偏角が $\pi$ の整数倍になることである。

よって、ある整数 $m$ を用いて

$$ \frac{\pi}{4}+\frac{5n\pi}{12}=m\pi

$$

と表せる。両辺を $\pi$ で割ると、

$$ \frac14+\frac{5n}{12}=m

$$

である。両辺に $12$ をかけて、

$$ 3+5n=12m

$$

したがって、

$$ 5n\equiv 9 \pmod{12}

$$

である。$5$ の $12$ における逆元は $5$ だから、

$$ n\equiv 5\cdot 9\equiv 45\equiv 9\pmod{12}

$$

となる。自然数 $n$ のうち最小のものは

$$ n=9

$$

である。

解説

この問題では、複素数を極形式に直すことが中心である。特に、偏角 $\frac{5\pi}{12}$ を正しく見抜けるかが重要である。

立方根を求める場面では、偏角に $2k\pi$ を加えてから $3$ で割る必要がある。これを忘れると、解が $1$ 個しか出ない。

また、$w_n$ が実数になる条件は、虚部を直接計算するよりも偏角で処理する方が簡潔である。複素数の積では偏角が加わるため、

$$ \frac{\pi}{4}+\frac{5n\pi}{12}

$$

が $\pi$ の整数倍になるかを調べればよい。

答え

**(1)**

$$ \alpha^2=-4\sqrt{3}+4i

$$

**(2)**

$$ \alpha=2\sqrt{2}\left(\cos\frac{5\pi}{12}+i\sin\frac{5\pi}{12}\right)

$$

**(3)**

$$ x=\sqrt{2}\left\{\cos\left(\frac{5\pi}{36}+\frac{2k\pi}{3}\right) +i\sin\left(\frac{5\pi}{36}+\frac{2k\pi}{3}\right)\right\} \quad(k=0,1,2)

$$

**(4)**

$$ n=9

$$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。