基礎問題集
数学C 平面ベクトル「平面ベクトル」の問題24 解説
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解説
方針・初手
内分点は位置ベクトルの公式で処理する。 また、$\angle POQ$ が直角であることは、$\vec{OP}$ と $\vec{OQ}$ の内積が $0$ であることに置き換える。
解法1
点 $A(-2,1), B(6,2)$ より、
$$ \vec{OA}=(-2,1),\qquad \vec{OB}=(6,2)
$$
である。
まず、点 $C$ は線分 $AB$ を $s:1-s$ に内分するので、$AC:CB=s:1-s$ と考えると、
$$ \vec{OC}=(1-s)\vec{OA}+s\vec{OB}
$$
である。したがって、
$$ \begin{aligned} \vec{OC} &=(1-s)(-2,1)+s(6,2)\\ &=(-2+2s,1-s)+(6s,2s)\\ &=(-2+8s,1+s) \end{aligned}
$$
となる。
次に、
$$ \vec{OP}=\vec{OA}+t\vec{OB}
$$
より、
$$ \begin{aligned} \vec{OP} &=(-2,1)+t(6,2)\\ &=(-2+6t,1+2t) \end{aligned}
$$
である。また、
$$ \vec{OQ}=\vec{OB}+t\vec{OA}
$$
より、
$$ \begin{aligned} \vec{OQ} &=(6,2)+t(-2,1)\\ &=(6-2t,2+t) \end{aligned}
$$
である。
$\angle POQ$ が直角となる条件は、
$$ \vec{OP}\cdot \vec{OQ}=0
$$
であるから、
$$ (-2+6t)(6-2t)+(1+2t)(2+t)=0
$$
を解けばよい。
左辺を展開すると、
$$ \begin{aligned} (-2+6t)(6-2t)+(1+2t)(2+t) &=(-12+40t-12t^2)+(2+5t+2t^2)\\ &=-10+45t-10t^2 \end{aligned}
$$
である。よって、
$$ -10+45t-10t^2=0
$$
すなわち、
$$ 2t^2-9t+2=0
$$
を得る。これを解くと、
$$ t=\frac{9\pm \sqrt{65}}{4}
$$
である。
ただし $0\leqq t\leqq 1$ より、
$$ t=\frac{9-\sqrt{65}}{4}
$$
である。
最後に、この $t$ に対して、線分 $AB$ と線分 $OP$ の交点を求める。
線分 $AB$ 上の点は、(1)より
$$ (-2+8s,1+s)
$$
と表せる。また、線分 $OP$ 上の点は、実数 $\lambda$ を用いて
$$ \lambda \vec{OP} =\lambda(-2+6t,1+2t)
$$
と表せる。
交点では両者が一致するので、
$$ (-2+8s,1+s)=\lambda(-2+6t,1+2t)
$$
である。成分を比較して、
$$ \begin{cases} -2+8s=\lambda(-2+6t)\\ 1+s=\lambda(1+2t) \end{cases}
$$
を得る。
第2式より、
$$ \lambda=\frac{1+s}{1+2t}
$$
である。これを第1式へ代入すると、
$$ (-2+8s)(1+2t)=(1+s)(-2+6t)
$$
となる。
展開して整理すると、
$$ \begin{aligned} (-2+8s)(1+2t)&=(1+s)(-2+6t)\\ -2-4t+8s+16st&=-2+6t-2s+6st\\ 10s+10st-10t&=0\\ s(1+t)&=t \end{aligned}
$$
よって、
$$ s=\frac{t}{1+t}
$$
である。
したがって交点の座標は、
$$ \begin{aligned} \left(-2+8s,1+s\right) &=\left(-2+\frac{8t}{1+t},1+\frac{t}{1+t}\right)\\ &=\left(\frac{-2+6t}{1+t},\frac{1+2t}{1+t}\right) \end{aligned}
$$
である。
ここに
$$ t=\frac{9-\sqrt{65}}{4}
$$
を代入する。
まず $x$ 座標は、
$$ \begin{aligned} \frac{-2+6t}{1+t} &=\frac{-2+6\cdot \frac{9-\sqrt{65}}{4}}{1+\frac{9-\sqrt{65}}{4}}\\ &=\frac{\frac{23-3\sqrt{65}}{2}}{\frac{13-\sqrt{65}}{4}}\\ &=\frac{2(23-3\sqrt{65})}{13-\sqrt{65}}\\ &=2-\frac{4\sqrt{65}}{13} \end{aligned}
$$
である。
次に $y$ 座標は、
$$ \begin{aligned} \frac{1+2t}{1+t} &=\frac{1+2\cdot \frac{9-\sqrt{65}}{4}}{1+\frac{9-\sqrt{65}}{4}}\\ &=\frac{\frac{11-\sqrt{65}}{2}}{\frac{13-\sqrt{65}}{4}}\\ &=\frac{2(11-\sqrt{65})}{13-\sqrt{65}}\\ &=\frac{39-\sqrt{65}}{26} \end{aligned}
$$
である。
よって、求める交点の座標は、
$$ \left(2-\frac{4\sqrt{65}}{13},\frac{39-\sqrt{65}}{26}\right)
$$
である。
解説
内分点は「端点の位置ベクトルの係数和が $1$ になる形」で表すのが基本である。 今回の $C$ は $AC:CB=s:1-s$ なので、$\vec{OC}=(1-s)\vec{OA}+s\vec{OB}$ となる。
また、角が直角である条件は、2つのベクトルの内積が $0$ であることに帰着する。 座標が与えられているので、$\vec{OP},\vec{OQ}$ を成分表示してから内積を計算すればよい。
(3)では、線分 $AB$ 上の点を (1) の形で表し、線分 $OP$ 上の点を $\lambda \vec{OP}$ と表す。 交点では両者の座標が一致するので、成分比較によって $s$ を求めればよい。
答え
**(1)**
$$ \vec{OC}=(-2+8s,1+s)
$$
**(2)**
$$ t=\frac{9-\sqrt{65}}{4}
$$
**(3)**
$$ \left(2-\frac{4\sqrt{65}}{13},\frac{39-\sqrt{65}}{26}\right)
$$