基礎問題集
数学C 平面ベクトル「平面ベクトル」の問題73 解説
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解説
方針・初手
角が等しいことは、余弦が等しいことに置き換える。$\vec a=(1,0)$ なので、$\vec a$ と $\vec c=(x,y)$ のなす角の余弦はそのまま $x$ になる。さらに、$\vec a$ と $\vec c$ のなす角が鈍角であることから $x<0$ を最後に用いる。
解法1
$\vec c=(x,y)$ とおく。$|\vec c|=1$ より、
$$ x^2+y^2=1
$$
である。
まず、$\vec a=(1,0)$ であるから、$\vec a$ と $\vec c$ のなす角を $\theta$ とすると、
$$ \cos\theta=\frac{\vec a\cdot \vec c}{|\vec a||\vec c|} =\frac{x}{1\cdot 1} =x
$$
である。
また、$\vec b=(-1,\sqrt{8})$ であり、
$$ |\vec b|=\sqrt{(-1)^2+(\sqrt{8})^2}=3
$$
である。$\vec b$ と $\vec c$ のなす角も $\theta$ に等しいので、
$$ \cos\theta = \frac{\vec b\cdot \vec c}{|\vec b||\vec c|} =\frac{-x+\sqrt{8}y}{3}
$$
である。
したがって、
$$ x=\frac{-x+\sqrt{8}y}{3}
$$
となる。これを整理すると、
$$ 3x=-x+\sqrt{8}y
$$
より、
$$ 4x=\sqrt{8}y
$$
である。$\sqrt{8}=2\sqrt{2}$ だから、
$$ y=\sqrt{2}x
$$
を得る。
これを $x^2+y^2=1$ に代入すると、
$$ x^2+(\sqrt{2}x)^2=1
$$
より、
$$ 3x^2=1
$$
である。したがって、
$$ x=\pm\frac{1}{\sqrt{3}}
$$
となる。
ここで、$\vec c$ は $\vec a$ と鈍角をなすので、
$$ \cos\theta=x<0
$$
でなければならない。よって、
$$ x=-\frac{1}{\sqrt{3}}
$$
である。このとき、
$$ y=\sqrt{2}x=-\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}}
$$
となる。
したがって、
$$ \vec c=\left(-\frac{1}{\sqrt{3}},-\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}}\right)
$$
である。
解説
この問題では、角そのものを直接扱うのではなく、内積を用いて余弦に直すのが基本である。特に $\vec a=(1,0)$ なので、$\vec a$ と $\vec c=(x,y)$ のなす角の余弦が $x$ になる点が初手として重要である。
最後に $x=\pm 1/\sqrt{3}$ の符号が残るが、$\vec a$ と $\vec c$ のなす角が鈍角であることから $\cos\theta<0$、すなわち $x<0$ と判断する。ここを落とすと、鋭角をなす方のベクトルまで答えに含めてしまう。
答え
$$ \vec c=\left(-\frac{1}{\sqrt{3}},-\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}}\right)
$$
すなわち、
$$ \vec c=\left(-\frac{\sqrt{3}}{3},-\frac{\sqrt{6}}{3}\right)
$$