基礎問題集
数学C 平面ベクトル「平面ベクトル」の問題88 解説
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解説
方針・初手
三角形の辺の長さから、まず $|\vec{AB}|^2=|\vec{OB}-\vec{OA}|^2$ を用いて内積 $\vec{a}\cdot\vec{b}$ を求める。
その後、点 $P$ が線分 $AM$ 上にあることを文字で表し、さらに $OP$ が $AB$ に垂直である条件を内積で立てる。
解法1
$\vec{OA}=\vec{a},\ \vec{OB}=\vec{b}$ より、
$$ |\vec{a}|=\sqrt{3},\qquad |\vec{b}|=\sqrt{2},\qquad |\vec{b}-\vec{a}|=2
$$
である。
よって、
$$ |\vec{b}-\vec{a}|^2 = |\vec{a}|^2+|\vec{b}|^2-2\vec{a}\cdot\vec{b}
$$
より、
$$ 4=3+2-2\vec{a}\cdot\vec{b}
$$
したがって、
$$ \vec{a}\cdot\vec{b}=\frac{1}{2}
$$
である。
次に、$M$ は $OB$ の中点だから、
$$ \vec{OM}=\frac{1}{2}\vec{b}
$$
である。
点 $P$ は線分 $AM$ 上にあるので、実数 $t$ を用いて
$$ \vec{OP} = (1-t)\vec{a}+t\cdot\frac{1}{2}\vec{b}
$$
と表せる。
また、$OP$ は $AB$ に垂直である。$AB$ の方向ベクトルは
$$ \vec{AB}=\vec{b}-\vec{a}
$$
であるから、
$$ \vec{OP}\cdot(\vec{b}-\vec{a})=0
$$
が成り立つ。
ここで、
$$ \begin{aligned} \vec{a}\cdot(\vec{b}-\vec{a}) &= \vec{a}\cdot\vec{b}-|\vec{a}|^2\\ &= \frac{1}{2}-3 \end{aligned} -\frac{5}{2}
$$
また、
$$ \begin{aligned} \vec{b}\cdot(\vec{b}-\vec{a}) &= |\vec{b}|^2-\vec{a}\cdot\vec{b}\\ &= 2-\frac{1}{2}\\ &= \frac{3}{2} \end{aligned} $$
である。
したがって、
$$ \begin{aligned} 0 &= \left((1-t)\vec{a}+\frac{t}{2}\vec{b}\right)\cdot(\vec{b}-\vec{a})\\ &= (1-t)\left(-\frac{5}{2}\right)+\frac{t}{2}\cdot\frac{3}{2} \end{aligned}
$$
これを整理すると、
$$ -\frac{5}{2}+\frac{5t}{2}+\frac{3t}{4}=0
$$
両辺を $4$ 倍して、
$$ -10+10t+3t=0
$$
よって、
$$ 13t=10
$$
したがって、
$$ t=\frac{10}{13}
$$
である。
これを $\vec{OP}$ の式に代入すると、
$$ \begin{aligned} \vec{OP} &= \left(1-\frac{10}{13}\right)\vec{a} + \frac{1}{2}\cdot\frac{10}{13}\vec{b}\\ &= \frac{3}{13}\vec{a}+\frac{5}{13}\vec{b}\\ &= \frac{1}{13}(3\vec{a}+5\vec{b}) \end{aligned}
$$
解説
辺の長さから内積を求めるときは、$\vec{AB}=\vec{b}-\vec{a}$ に注目するのが基本である。
また、垂線条件は「垂直な2つのベクトルの内積が $0$」で処理する。今回の $P$ は線分 $AM$ 上の点なので、まず $AM$ 上の一般点として $\vec{OP}$ を表し、そのあと垂直条件で係数を決定すればよい。
答え
**(1)**
$$ \vec{a}\cdot\vec{b}=\frac{1}{2}
$$
**(2)**
$$ \vec{OP} = \frac{1}{13}(3\vec{a}+5\vec{b})
$$
したがって、空欄は
$$ 3\vec{a}+5\vec{b}
$$