基礎問題集

数学C 平面ベクトル「平面の位置ベクトル」の問題1 解説

数学Cの平面ベクトル「平面の位置ベクトル」にある問題1の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学C平面ベクトル平面の位置ベクトル問題1
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学C 平面ベクトル 平面の位置ベクトル 問題1の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

条件式

$$ l\overrightarrow{PA}+m\overrightarrow{PB}+n\overrightarrow{PC}=\vec{0}

$$

は、点 $P$ が三角形 $ABC$ の重心座標

$$ P=\frac{lA+mB+nC}{l+m+n}

$$

で表されることを意味する。したがって、まず $\overrightarrow{AB},\overrightarrow{AC}$ を基準にして $\overrightarrow{AP}$ を表し、直線 $AP$ と直線 $BC$ の交点 $Q$ を求める。

解法1

$A$ を基準にして

$$ \overrightarrow{AB}=\mathbf{b},\qquad \overrightarrow{AC}=\mathbf{c}

$$

とおく。

条件式を位置ベクトルで書くと、

$$ l(A-P)+m(B-P)+n(C-P)=0

$$

より、

$$ (l+m+n)P=lA+mB+nC

$$

である。したがって、

$$ \overrightarrow{AP} =\frac{m\overrightarrow{AB}+n\overrightarrow{AC}}{l+m+n} =\frac{m\mathbf{b}+n\mathbf{c}}{l+m+n}

$$

となる。

点 $Q$ は直線 $AP$ 上にあるから、ある実数 $t$ を用いて

$$ \overrightarrow{AQ}=t\overrightarrow{AP} =\frac{t}{l+m+n}(m\mathbf{b}+n\mathbf{c})

$$

と表せる。

一方、$Q$ は直線 $BC$ 上にあるので、$\mathbf{b},\mathbf{c}$ の係数の和が $1$ である。よって

$$ \frac{tm}{l+m+n}+\frac{tn}{l+m+n}=1

$$

すなわち

$$ t=\frac{l+m+n}{m+n}

$$

である。したがって

$$ \overrightarrow{AQ} =\frac{m\mathbf{b}+n\mathbf{c}}{m+n}

$$

となる。元の記号に戻すと、

$$ \overrightarrow{AQ} =\frac{m\overrightarrow{AB}+n\overrightarrow{AC}}{m+n}

$$

である。

次に、三角形 $ABQ$ の面積を求める。上の式より

$$ \overrightarrow{AQ} =\frac{m}{m+n}\overrightarrow{AB} +\frac{n}{m+n}\overrightarrow{AC}

$$

であるから、$\overrightarrow{AB}$ と $\overrightarrow{AQ}$ がつくる面積は、$\overrightarrow{AB}$ と $\overrightarrow{AC}$ がつくる面積の $\dfrac{n}{m+n}$ 倍である。

したがって、$\triangle ABC$ の面積を $S$ とすると、

$$ [ABQ]=\frac{n}{m+n}S

$$

である。

最後に、面積比から $l:m:n$ を求める。

点 $P$ の重心座標は

$$ P=\frac{lA+mB+nC}{l+m+n}

$$

である。重心座標の係数は、それぞれ向かい合う小三角形の面積比に対応する。すなわち、

$$ [PBC]:[PCA]:[PAB]=l:m:n

$$

である。

問題では

$$ [PAB]:[PBC]:[PCA]=3:2:5

$$

であるから、順序をそろえると

$$ [PBC]:[PCA]:[PAB]=2:5:3

$$

である。よって

$$ l:m:n=2:5:3

$$

となる。

解説

この問題の中心は、条件式を重心座標として読むことである。

$$ l\overrightarrow{PA}+m\overrightarrow{PB}+n\overrightarrow{PC}=\vec{0}

$$

は、点 $P$ が $A,B,C$ を重み $l,m,n$ で平均した点であることを表す。したがって、$l,m,n$ はそれぞれ頂点 $A,B,C$ に対応する重心座標であり、面積比では向かい側の三角形

$$ [PBC],\quad [PCA],\quad [PAB]

$$

に対応する。

特に、$[PAB]$ は頂点 $C$ に対応するので係数は $n$、$[PBC]$ は頂点 $A$ に対応するので係数は $l$、$[PCA]$ は頂点 $B$ に対応するので係数は $m$ である。この対応順を取り違えないことが重要である。

答え

**(1)**

$$ \overrightarrow{AQ} =\frac{m\overrightarrow{AB}+n\overrightarrow{AC}}{m+n}

$$

**(2)**

$$ [ABQ]=\frac{n}{m+n}S

$$

**(3)**

$$ l:m:n=2:5:3

$$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。