基礎問題集
数学C 空間ベクトル「空間ベクトル」の問題75 解説
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解説
方針・初手
直線 $l$ は $xy$ 平面に垂直で、点 $(2,2,0)$ を通るので、$l$ 上の点は $(2,2,z)$ と表せる。
点 $Q$ を $Q(2,2,s)$ とおき、条件 $\overrightarrow{AP}\perp \overrightarrow{AQ}$ を内積で処理する。最後に $t=x+y$ を用いて整理すればよい。
解法1
点 $Q$ は直線 $l$ 上にあるから、実数 $s$ を用いて
$$ Q(2,2,s)
$$
とおける。
また、
$$ A(1,1,1),\quad P(x,y,0)
$$
であるから、
$$ \overrightarrow{AP}=(x-1,y-1,-1)
$$
であり、
$$ \overrightarrow{AQ}=(1,1,s-1)
$$
である。
条件 $\overrightarrow{AP}\perp \overrightarrow{AQ}$ より、
$$ \overrightarrow{AP}\cdot\overrightarrow{AQ}=0
$$
である。したがって、
$$ (x-1)\cdot 1+(y-1)\cdot 1+(-1)(s-1)=0
$$
より、
$$ x+y-2-s+1=0
$$
すなわち、
$$ s=x+y-1
$$
である。
ここで $t=x+y$ とおいたから、
$$ s=t-1
$$
であり、
$$ Q(2,2,t-1)
$$
を得る。
次に、$PQ^2$ を求める。
$$ PQ^2=(x-2)^2+(y-2)^2+{0-(t-1)}^2
$$
である。これを展開すると、
$$ \begin{aligned} PQ^2 &=(x^2-4x+4)+(y^2-4y+4)+(t-1)^2\\ &=x^2+y^2-4(x+y)+8+(t-1)^2 \end{aligned}
$$
である。
点 $P$ は円 $C:x^2+y^2=18$ 上にあるから、
$$ x^2+y^2=18
$$
であり、また $x+y=t$ より、
$$ \begin{aligned} PQ^2 &=18-4t+8+(t-1)^2\\ &=26-4t+t^2-2t+1\\ &=t^2-6t+27 \end{aligned}
$$
となる。
したがって、
$$ PQ^2=t^2-6t+27
$$
である。
最後に、$t$ の範囲を求める。
点 $P(x,y,0)$ が円 $C$ 上を動くとき、
$$ x^2+y^2=18
$$
である。$t=x+y$ について、コーシー・シュワルツの不等式より、
$$ (x+y)^2\leq (1^2+1^2)(x^2+y^2)
$$
だから、
$$ t^2\leq 2\cdot 18=36
$$
である。よって、
$$ -6\leq t\leq 6
$$
である。
また、
$$ PQ^2=t^2-6t+27=(t-3)^2+18
$$
である。$-6\leq t\leq 6$ において、この二次関数は $t=3$ で最小値をとる。
したがって、
$$ PQ^2_{\min}=18
$$
より、
$$ PQ_{\min}=3\sqrt{2}
$$
である。
最大値は区間の端点で比較する。
$$ \begin{aligned} t=-6\text{ のとき}\quad PQ^2&=(-6)^2-6(-6)+27=99,\\ t=6\text{ のとき}\quad PQ^2&=6^2-6\cdot 6+27=27 \end{aligned}
$$
より、最大値は $t=-6$ のときである。
したがって、
$$ PQ_{\max}=\sqrt{99}=3\sqrt{11}
$$
である。
解説
この問題では、直線 $l$ 上の点 $Q$ をまず $Q(2,2,s)$ とおくことが初手である。直線が $xy$ 平面に垂直であるため、$x$ 座標と $y$ 座標は固定され、$z$ 座標だけが変化する。
条件 $\overrightarrow{AP}\perp\overrightarrow{AQ}$ は内積が $0$ であることに置き換えられる。これにより $Q$ の $z$ 座標が $x+y$、つまり $t$ だけで表される。
また、$PQ^2$ を計算すると $x,y$ が直接残るが、$x^2+y^2=18$ と $x+y=t$ を使うことで $t$ だけの式に整理できる。
$t=x+y$ の範囲は、円 $x^2+y^2=18$ 上での一次式 $x+y$ の最大・最小を求める問題であり、コーシー・シュワルツの不等式を使うのが標準的である。
答え
**(1)**
$$ Q(2,2,t-1)
$$
**(2)**
$$ PQ^2=t^2-6t+27
$$
**(3)**
$$ -6\leq t\leq 6
$$
また、
$$ PQ_{\max}=3\sqrt{11},\qquad PQ_{\min}=3\sqrt{2}
$$