基礎問題集
数学C 空間ベクトル「空間ベクトル」の問題116 解説
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解説
方針・初手
$\vec{x}$ を $t$ を用いて成分表示し、内積による角度条件
$$ \cos 45^\circ=\frac{\vec{a}\cdot \vec{x}}{|\vec{a}||\vec{x}|}
$$
を立てる。ただし、なす角が $45^\circ$ であるためには $\vec{a}\cdot\vec{x}>0$ であることにも注意する。
解法1
まず、
$$ \vec{a}=(-1,-1,0),\qquad \vec{b}=(1,2,2)
$$
より、
$$ \vec{x}=(1-t)\vec{a}+t\vec{b}
$$
を成分で表すと、
$$ \begin{aligned} \vec{x} &=(1-t)(-1,-1,0)+t(1,2,2)\\ &=(-1+t,-1+t,0)+(t,2t,2t)\\ &=(-1+2t,-1+3t,2t) \end{aligned}
$$
である。
次に、内積を計算する。
$$ \begin{aligned} \vec{a}\cdot\vec{x} &=(-1)(-1+2t)+(-1)(-1+3t)+0\cdot 2t\\ &=2-5t \end{aligned}
$$
また、
$$ |\vec{a}|=\sqrt{(-1)^2+(-1)^2}=\sqrt{2}
$$
であり、
$$ \begin{aligned} |\vec{x}|^2 &=(-1+2t)^2+(-1+3t)^2+(2t)^2\\ &=(1-4t+4t^2)+(1-6t+9t^2)+4t^2\\ &=17t^2-10t+2 \end{aligned}
$$
である。
したがって、なす角が $45^\circ$ である条件は
$$ \frac{2-5t}{\sqrt{2}\sqrt{17t^2-10t+2}}=\frac{\sqrt{2}}{2}
$$
である。
両辺に $\sqrt{2}\sqrt{17t^2-10t+2}$ をかけると、
$$ 2-5t=\sqrt{17t^2-10t+2}
$$
を得る。この式の右辺は $0$ 以上であるから、必要条件として
$$ 2-5t\geqq 0
$$
が必要である。
両辺を平方して、
$$ (2-5t)^2=17t^2-10t+2
$$
となる。整理すると、
$$ \begin{aligned} 4-20t+25t^2&=17t^2-10t+2\\ 8t^2-10t+2&=0\\ 4t^2-5t+1&=0\\ (4t-1)(t-1)&=0 \end{aligned}
$$
よって、
$$ t=\frac14,\ 1
$$
が候補である。
しかし、$t=1$ のとき
$$ 2-5t=2-5=-3<0
$$
となり、$\vec{a}\cdot\vec{x}<0$ である。このときなす角は鋭角ではなく、$45^\circ$ にはならない。
一方、$t=\frac14$ のとき
$$ 2-5t=2-\frac54=\frac34>0
$$
であり、条件を満たす。
したがって、求める値は
$$ t=\frac14
$$
である。
解説
内積の式を平方すると、角度が $45^\circ$ の場合だけでなく、$135^\circ$ の場合も候補として混ざることがある。この問題では $t=1$ がその例であり、平方後の候補をそのまま答えにしてはいけない。
なす角が $45^\circ$ であるためには、$\cos 45^\circ>0$ なので、必ず $\vec{a}\cdot\vec{x}>0$ である。この符号確認が重要である。
答え
$$ t=\frac14
$$