基礎問題集
数学C 式と曲線「双曲線」の問題3 解説
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解説
方針・初手
漸近線が $y=2x,\ y=-2x$ であることから、双曲線の中心は原点であり、方程式は積の形
$$ (y-2x)(y+2x)=k
$$
とおける。点 $(3,0)$ を通る条件で $k$ を決める。
解法1
漸近線が $y=2x,\ y=-2x$ である双曲線は
$$ (y-2x)(y+2x)=k
$$
と表せる。左辺を整理すると
$$ y^2-4x^2=k
$$
である。
この双曲線は点 $(3,0)$ を通るので、
$$ 0^2-4\cdot 3^2=k
$$
より
$$ k=-36
$$
である。したがって
$$ y^2-4x^2=-36
$$
すなわち
$$ 4x^2-y^2=36
$$
である。標準形に直すと
$$ \frac{x^2}{9}-\frac{y^2}{36}=1
$$
となる。
よって
$$ a^2=9,\qquad b^2=36
$$
であり、焦点までの距離 $c$ は
$$ c^2=a^2+b^2=9+36=45
$$
だから
$$ c=3\sqrt{5}
$$
である。したがって焦点の座標は
$$ (3\sqrt{5},0),\quad (-3\sqrt{5},0)
$$
である。
次に、焦点を
$$ A(3\sqrt{5},0),\quad B(-3\sqrt{5},0)
$$
とし、双曲線上の点を $P(x,y)$ とする。
直線 $AP$ と $BP$ が直交する条件は、ベクトル $\overrightarrow{AP}$ と $\overrightarrow{BP}$ の内積が $0$ になることである。
$$ \overrightarrow{AP}=(x-3\sqrt{5},y),\qquad \overrightarrow{BP}=(x+3\sqrt{5},y)
$$
より、
$$ \overrightarrow{AP}\cdot\overrightarrow{BP}=0
$$
は
$$ (x-3\sqrt{5})(x+3\sqrt{5})+y^2=0
$$
である。これを整理すると
$$ x^2-45+y^2=0
$$
すなわち
$$ x^2+y^2=45
$$
となる。
したがって、求める点 $P$ は
$$ \frac{x^2}{9}-\frac{y^2}{36}=1
$$
と
$$ x^2+y^2=45
$$
の交点である。
円の式から
$$ y^2=45-x^2
$$
である。これを双曲線の式に代入すると、
$$ \frac{x^2}{9}-\frac{45-x^2}{36}=1
$$
となる。両辺に $36$ をかけて
$$ 4x^2-(45-x^2)=36
$$
より、
$$ 5x^2-45=36
$$
したがって
$$ 5x^2=81
$$
である。よって
$$ x^2=\frac{81}{5}
$$
となる。
また、
$$ y^2=45-\frac{81}{5} =\frac{225-81}{5} =\frac{144}{5}
$$
である。
したがって
$$ x=\pm \frac{9\sqrt{5}}{5},\qquad y=\pm \frac{12\sqrt{5}}{5}
$$
である。
よって、条件を満たす点 $P$ は
$$ \left(\frac{9\sqrt{5}}{5},\frac{12\sqrt{5}}{5}\right),\quad \left(\frac{9\sqrt{5}}{5},-\frac{12\sqrt{5}}{5}\right),\quad \left(-\frac{9\sqrt{5}}{5},\frac{12\sqrt{5}}{5}\right),\quad \left(-\frac{9\sqrt{5}}{5},-\frac{12\sqrt{5}}{5}\right)
$$
である。
解説
漸近線が $y=2x,\ y=-2x$ と与えられているので、まず双曲線を
$$ (y-2x)(y+2x)=k
$$
とおくのが自然である。点 $(3,0)$ を通る条件により、双曲線の具体的な方程式がすぐに決まる。
また、$AP$ と $BP$ が直交する条件は、焦点を端点にもつ線分を見込む角が直角であることを意味する。ベクトルで処理すると、
$$ x^2+y^2=45
$$
という円の条件に変換される。この円と双曲線の交点を求めればよい。
答え
**(1)**
双曲線の方程式は
$$ \frac{x^2}{9}-\frac{y^2}{36}=1
$$
焦点の座標は
$$ (3\sqrt{5},0),\quad (-3\sqrt{5},0)
$$
である。
**(2)**
求める点 $P$ の座標は
$$ \left(\frac{9\sqrt{5}}{5},\frac{12\sqrt{5}}{5}\right),\quad \left(\frac{9\sqrt{5}}{5},-\frac{12\sqrt{5}}{5}\right),\quad \left(-\frac{9\sqrt{5}}{5},\frac{12\sqrt{5}}{5}\right),\quad \left(-\frac{9\sqrt{5}}{5},-\frac{12\sqrt{5}}{5}\right)
$$
である。