基礎問題集
数学C 式と曲線「放物線」の問題3 解説
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解説
方針・初手
点と直線からの距離が等しい点の軌跡は、焦点を点 $(1,1)$、準線を直線 $y=-2$ とする放物線である。
ここでは、点 $P(x,y)$ をおき、距離の等式を立てて方程式を求める。
解法1
点 $P(x,y)$ が条件を満たすとする。
点 $(1,1)$ からの距離は
$$ \sqrt{(x-1)^2+(y-1)^2}
$$
であり、直線 $y=-2$ からの距離は
$$ |y+2|
$$
である。
したがって
$$ \sqrt{(x-1)^2+(y-1)^2}=|y+2|
$$
が成り立つ。両辺はともに $0$ 以上なので、両辺を平方してよい。
$$ (x-1)^2+(y-1)^2=(y+2)^2
$$
これを展開する。
$$ x^2-2x+1+y^2-2y+1=y^2+4y+4
$$
両辺から $y^2$ を消去して整理すると、
$$ x^2-2x+2-2y=4y+4
$$
よって
$$ x^2-2x-2=6y
$$
となる。したがって放物線の方程式は
$$ y=\frac{1}{6}x^2-\frac{1}{3}x-\frac{1}{3}
$$
である。
問題文では
$$ y=ax^2+bx-\frac{1}{3}
$$
と表されているので、係数を比較して
$$ a=\frac{1}{6},\qquad b=-\frac{1}{3}
$$
である。
解法2
放物線の焦点は $(1,1)$、準線は $y=-2$ である。
焦点と準線の距離は $3$ であるから、頂点は焦点から準線へ垂直に下ろした線分の中点であり、
$$ \left(1,\frac{1+(-2)}{2}\right)=\left(1,-\frac{1}{2}\right)
$$
である。
また、頂点から焦点までの距離は
$$ p=1-\left(-\frac{1}{2}\right)=\frac{3}{2}
$$
である。軸が $y$ 軸方向に平行な放物線なので、標準形は
$$ (x-1)^2=4p\left(y+\frac{1}{2}\right)
$$
となる。
ここに $p=\frac{3}{2}$ を代入すると、
$$ (x-1)^2=6\left(y+\frac{1}{2}\right)
$$
よって
$$ x^2-2x+1=6y+3
$$
であるから、
$$ 6y=x^2-2x-2
$$
すなわち
$$ y=\frac{1}{6}x^2-\frac{1}{3}x-\frac{1}{3}
$$
となる。
したがって
$$ a=\frac{1}{6},\qquad b=-\frac{1}{3}
$$
である。
解説
この問題は、放物線の定義「焦点と準線からの距離が等しい点の軌跡」をそのまま使う問題である。
距離の等式を立てる解法では、直線 $y=-2$ から点 $(x,y)$ までの距離が $|y+2|$ になる点を正しく扱うことが重要である。両辺を平方することで絶対値は消える。
また、焦点と準線が明示されているので、頂点と焦点距離 $p$ から標準形
$$ (x-h)^2=4p(y-k)
$$
を使う解法も有効である。
答え
$$ a=\frac{1}{6},\qquad b=-\frac{1}{3}
$$