基礎問題集
数学C 式と曲線「極方程式」の問題5 解説
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解説
方針・初手
極座標では
$$ x=r\cos\theta,\qquad y=r\sin\theta
$$
とおく。円は $x^2+y^2=r^2$ を用い、直線は $x,y$ を $r,\theta$ で置き換えてから、三角関数の合成により余弦で表す。
解法1
円 $x^2+y^2=1$ について、
$$ x^2+y^2=(r\cos\theta)^2+(r\sin\theta)^2 =r^2(\cos^2\theta+\sin^2\theta)=r^2
$$
であるから、
$$ r^2=1
$$
となる。極座標で $r\geqq 0$ とすれば、
$$ r=1
$$
である。
次に、直線 $y=-\sqrt{3}x+\sqrt{3}$ に $x=r\cos\theta,\ y=r\sin\theta$ を代入すると、
$$ r\sin\theta=-\sqrt{3}r\cos\theta+\sqrt{3}
$$
すなわち
$$ r(\sin\theta+\sqrt{3}\cos\theta)=\sqrt{3}
$$
となる。ここで
$$ \sin\theta+\sqrt{3}\cos\theta =2\cos\left(\theta-\frac{\pi}{6}\right)
$$
であるから、直線の極方程式は
$$ 2r\cos\left(\theta-\frac{\pi}{6}\right)=\sqrt{3}
$$
すなわち
$$ r\cos\left(\theta-\frac{\pi}{6}\right)=\frac{\sqrt{3}}{2}
$$
である。
交点では円の極方程式 $r=1$ も満たすので、
$$ \cos\left(\theta-\frac{\pi}{6}\right)=\frac{\sqrt{3}}{2}
$$
となる。したがって
$$ \theta-\frac{\pi}{6}=\pm\frac{\pi}{6}+2k\pi
$$
より、
$$ \theta=0+2k\pi,\qquad \theta=\frac{\pi}{3}+2k\pi
$$
である。
よって、$0\leqq\theta<2\pi$ で表すと、交点の極座標は
$$ (1,0),\qquad \left(1,\frac{\pi}{3}\right)
$$
である。
解説
直線を極座標で表すときは、単に $x=r\cos\theta,\ y=r\sin\theta$ を代入するだけでよい。その後、
$$ a\cos\theta+b\sin\theta
$$
の形が出たら、三角関数の合成を使う。
今回の直線では
$$ \sin\theta+\sqrt{3}\cos\theta
$$
が現れるため、余弦で表すには
$$ \sin\theta+\sqrt{3}\cos\theta =2\cos\left(\theta-\frac{\pi}{6}\right)
$$
を用いるのが自然である。
交点は、円の極方程式 $r=1$ を直線の極方程式に代入して求めればよい。直交座標で交点を求めてから極座標に変換する方法もあるが、この問題では極方程式を使う方が流れがよい。
答え
**(1)**
$$ r=1
$$
**(2)**
$$ r\cos\left(\theta-\frac{\pi}{6}\right)=\frac{\sqrt{3}}{2}
$$
または
$$ r=\frac{\sqrt{3}}{2\cos\left(\theta-\frac{\pi}{6}\right)}
$$
**(3)**
$$ (1,0),\qquad \left(1,\frac{\pi}{3}\right)
$$